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ユーロ再び上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は朝方の120円15銭あたりを天井にジリ安の展開。

    株価の下落や、長期金利の低下にドルを売る流れが優勢となり、

    119円78銭近辺まで下落。

  • ドイツなど欧州国債の利回り上昇を手がかりに、ユーロドルは上昇。

    1.12台前半から半ばで推移し、ユーロ円も135円台まで買われる。

  • 株式市場は続落。欧州での株安の影響もあり、ダウは36ドル下落し、

    ナスダックも17ポイント安。

  • 債券相場は反発。3年債入札が好調だったこともあり、金利水準からも

    投資魅力が高まったとの声も。長期金利は2.25%台に低下。

  • 金は反発。原油価格も大幅に反発し4日ぶりに60ドル台に。


  • 4月財政収支 → 1567億ドル

    本日の注目イベント

  • 日   3月国際収支

  • 日   4月景気ウォッチャー調査

  • 中   中国 4月小売売上高

  • 中   中国 4月工業生産

  • 独   独1-3月期GDP(速報値)

  • 独   独10月消費者物価指数(改定値)

  • 欧   ユーロ圏1-3月期GDP(速報値)

  • 欧   ユーロ圏3月鉱工業生産

  • 英   英4月失業率

  • 英   BOE、四半期物価報告

  • 米   4月小売売上高


    120円台前半まで上昇したドル円は、再び119円台に押し戻されています。

    NYでは株価が下落し、長期金利が低下したことでドルの上値が重くなり、ジ

    リ安の展開から、119円80銭を割り込む場面もありました。

    ドル円は膠着感が強まり値幅も出ないことから、「取引を手控える」といった

    市場関係者の声も聞かれます。

    ドイツをはじめ欧州債の利回りが上昇していることで、欧州の投資家がドルを

    売って、ユーロを買い戻す動きが活発のようです。

    昨日はイタリアやスペインの利回りも上昇し、先月に始まった欧州での利回り

    上昇は米国債利回りの

    上昇幅を超えています。

    動きの早い資金は、株から債券にシフトしているとの報道もあるようです。

    もっとも利回りの上昇は欧州に留まらず、日米でもおきています。

    日本の長期金利も昨日は0.47%まで上昇し、約2ヵ月ぶりの高水準でし

    た。

    今はドル円単独では方向感がないため、次の経済指標発表を待つしかありま

    せん。

    今夜は米国の小売売上高が発表されるため、この指標に期待したいところで

    す。小売売上高は1月と2月がマイナスで、3月にようやく「+0.9%」

    まで回復しました。米GDPの7割以上を占める個人消費に直接影響するた

    め注目されますが、4月分は前月比「+0.2%」と予想されており、3月

    からは減速すると見られています。

    サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は講演で、「今の段階で今後の金

    融政策の方向性を決定する必要はない。データを注視し、様子を見ている」

    と発言しています。(ブルームバーグ)

    次回のFOMCは6月17-18日に開催されますが、ここでの利上げはほ

    ぼないと思われ、市場の関心は「9月利上げ」の可能性があるのか、あるい

    は来年にずれ込むのかを判断するための材料を探しています。

    今後の経済指標はFOMCメンバーだけではなく、多くの市場関係者が注目

    しています。

    本日もドル円では大きな値動きは期待できませんが、上述のように今夜9時

    半には4月の小売売上高が発表されます。

    また欧州時間には、ドイツをはじめユーロ圏の1-3月期GDP速報値が出

    ることから、ユーロは活発な動きを見せると思われます。

    ドル円のレンジは119円50銭~120円50銭程度と予想します。


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