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ドル円2ヵ月ぶりに121円台半ばに 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は東京時間に121円台に乗せ、その後も堅調に推移。

    FOMC議事録公表後は、約2ヵ月ぶりとなる121円49銭まで

    ドル高に振れる一方、121円を割り込む場面も。

    結局121円30-40銭と、この日の高値水準で引ける。

  • ユーロドルは欧州時間の朝方に1.10台半ばまで下落したが、

    その後は買い戻しも入り神経質な動きが続く。NYでは1.11台半ばまで

    上昇するも上値の重さは変わらず。

  • 株式市場はまちまち。ダウは利益確定の売りに押され26ドル下落。

    一方ナスダックは1.7ポイント上昇。

  • 債券相場は反発。FOMC議事録では、利上げは急がないことを示唆

    していると受け止められ、買い安心感が広がった。

  • 金は小幅に反発し、前日大幅に下落した原油は急反発。

    本日の注目イベント

  • 中   中国 5月HSBC製造業PMI(速報値)

  • 独   独5月製造業PMI(速報値)

  • 独   独5月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ECB議事要旨

  • 欧   ユーロ圏5月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏5月非製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏5月消費者信頼感(速報値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   4月中古住宅販売件数

  • 米   4月景気先行指標総合指数

  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演


    ドル円は約2ヵ月ぶりに121円台を回復し、昨日のNYでは121円49銭

    までドル高が進行しました。

    前日のNYで、これまで「壁」として立ちはだかってきた120円50銭近辺

    が抜けたことで、ドル先高感が広がり、投資家は再びドル買いで攻めているよ

    うです。

    冷静に考えると、これまでのレンジ相場が続いた状況と、ここ2日ほどでは大

    きな外部環境の変化は見られません。

    米長期金利は2.2%台でもみ合いが続いていることは変わらず、株価が高

    値を取ってきていることで、ややリスクオンに傾いてはいるものの、米利上げ

    観測が前倒しになったわけでもありません。

    個人投資家の方からも「なぜ急にドル高になったの?」といった問い合わせも

    ありますが、明確に答えられないのが正直なところです。

    あえて探せば、ユーロドルで「ユーロ安ドル高」が進んだことで、円も売られ

    たと見ることはできそうです。

    また昨日も述べたようにテクニカルで、ローソク足が「雲」を抜け切ったとい

    う点も、ドル高を示唆していると見ることができます。

    ここまで来ると、ドル円は3月10日に記録した122円04銭を抜くことが

    できるかどうかが注目されます。

    足元では再びドル先高感が強まって来ましたが、昨年12月のような高揚感は

    ありません。かりにドルの高値を更新するにしても、緩やかに、あるいは一進

    一退を繰り返しながらドルが上昇するイメージを持っています。

    昨日公開されたFOMC議事録では、メンバーの多くは次の6月の会合での利

    上げの公算は小さいと見ていたことが示された一方、1-3月期の景気減速が

    長期間続く可能性は低いとも判断していました。(ブルームバーグ)

    また議事録では、経済については、第一四半期の減速の後に「緩やかなペース」

    での拡大に戻ると予想しています。

    このように、全体とすれば利上げは急がないと認識していることが窺える内容

    だったことで、ここから昨日のドル高を説明するのは困難です。

    重要なのはFOMCメンバーが予想するように、今後は景気回復を示すような

    強い経済指標が出てくるのかどうかです。

    足元のドル高は、ややこれからの経済指標を楽観視しているようにも思えます。

    本日は欧州時間にドイツやユーロ圏のPMIが発表されます。ユーロがどのよ

    うな動きになるのかがドル円にも波及して来ます。

    東京時間では、中国のPMIと高値を更新した日本株の行方に注目です。

    レンジは120円80銭~121円80銭程度を予想します。


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