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FOMC声明文はニュートラル 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • FOMC声明文では労働・住宅市場は改善していると

    したものの、利上げの時期を巡るヒントはなく、ほぼ

    ニュートラル。ドル円は株価が上昇し、金利も上昇したことで

    124円台に乗せる場面も。

  • ドル高の流れに、ユーロドルも前日の水準からやや下落。

    1.09台半ばまで売られたものの、方向感は依然として不透明。

  • 株価は続伸。FOMCで景気の改善が指摘されたことや、企業決算

    に反応し、ダウは121ドル上昇。

  • 債券相場は続落。声明文ではニュートラルだったが、株価の上昇から

    売りが優勢となり、長期金利も小幅に上昇。

  • 金は続落し、原油は続伸。


  • 6月中古住宅販売成約指数  → -1.8%

    本日の注目イベント

  • 豪   豪6月住宅建設許可件数

  • 日   6月鉱工業生産

  • 独   独7月雇用統計

  • 独   独7月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ECB経済報告

  • 欧   ユーロ圏7月景況感指

  • 米   4-6月期GDP(速報値 )

  • 米   新規失業保険申請件数


    注目されたFOMCでは市場予想通り政策変更はなく、声明文でも、労働市場と

    住宅市場の改善は指摘されたものの、利上げの時期については特にヒントはなく、

    概ね前回声明文と同様な内容でした。ドル円は声明分発表直後は売られたものの、

    これは利上げを正当化する条件として、労働市場がさらに「幾分か」改善するこ

    ととあり、「幾分か」(SOME)という1語が加えられていたことに反応した

    ものと思われます。

    ドル円はその後、株式市場が前日同様大きく上昇したことや、長期金利も上昇し

    たことで、わずかですが124円台に乗せています。

    今回のFOMC声明文を受けて、利上げが9月なのか、あるいは12月なのか市場

    の見方は分かれています。言えることは、現時点でも9月の利上げの可能性は排

    除されていないということです。労働・住宅市場の改善は指摘されたものの、イ

    ンフレ率については原油価格の下落が、FOMCメンバーの自信をやや後退させ

    ていると見られます。

    今回のFOMC声明文を評して、「ややハト派的だった」との意見もありますが、

    全体的にみれば、米ウェルズ・ファーゴのストラテジストがコメントしていたよ

    うに「1歩進んで、1歩下がる」という表現が適切だったと思われます。(ブルー

    ムバーグ)

    ドル円は先週金曜日以来の124円台を回復する場面もありましたが、まだ124

    円台で安定するかどうかは不明です。

    依然として、利上げの時期については読みきれないことに加え、原油価格、ある

    いは中国株など波乱要因は消えていません。

    また、米長期金利が2.28%台で推移していることも、市場がリスクに対して

    警戒感を持っている証左ともいえます。

    ドル円は今週月曜日に123円近辺まで売られましたが、「日足」ではしっかり

    「雲」の上限でサポートされていました。

    短期的な動きを示す「1時間足」では、一旦「雲」を下抜けしましたが、現在は

    再び「雲」を上抜けし、上昇傾向を見せています。

    FOMCを無事通過したことで、市場の関心は今夜のGDPに移りました。

    米第2四半期GDP速報値は、事前予想が2.5%と見られていますが、どちら

    かといえば上振れ予想が多いようです。

    仮にこの予想を上回る結果が出れば、9月の利上げ観測が強まり、ドル円には買

    い材料になりますが、一方で利上げを嫌気して株価が下落すれば、こちらはドル

    の下落材料になります。

    どう反応するのかは、その時の市場参加者の思惑やポジションの傾きなどで異な

    るため、何とも言えません。

    依然として株価を睨んでの展開になりますが、本日の予想もGDP発表を踏まえ

    て、123円30銭~124円70銭程度と、ややワイドレンジを予想します。

    上値のメドは先週も何度か試して抜けなかった124円台半ばです。

    ここを抜ければ、約1ヶ月半ぶりのドル高水準ということになります。


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