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ドル円一時120円を割り込む 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 株価が軟調なことや長期金利の低下を受けドル円の上値は重く、

    一時119円85銭まで売られる。

  • ユーロドルは1.13を挟んだ展開となり、前日と変わらず。

    ユーロ円が小幅に下落するも、方向感に乏しい。

  • 株式市場は3日ぶりに反落。中国の経済指標が軟調なことや

    アジア株が下落したことが響いた。ダウは62ドル下落。

  • 債券相場は小幅に上昇。今週のFOMCで利上げが先延ばしに

    なるとの見方が相場を押し上げた。

  • 金は反発。原油は続落し44ドルに。

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA議事録

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 独   独9月ZEW景況感指数

  • 欧   ユーロ圏7月貿易収支

  • 英   英8月消費者物価指数

  • 英   英8月生産者物価指数

  • 米   8月小売売上高

  • 米  9月NY連銀製造業景気指数

  • 米   8月鉱工業生産


    週明けの東京市場では株価が軟調だったこともありドル円は徐々に値を下げ、

    NYでは120円を割り込む場面もありました。

    日曜日に発表された中国の工業生産が市場予想を下回ったことで、再び中国

    景気の減速懸念が台頭し、リスク回避の流れが見られました。

    市場は17日のFOMCの決定を読みながら、ポジション調整に専念してい

    る状況です。市場の見方は引き続き「利上げはない」との見方が優勢です

    が、「労働市場の状況を考えると利上げを引き伸ばす理由もない」との見方

    も根強いようです。

    確かに、FRBが最も関心をよせる労働市場は、昨年後半のような力強さは

    ないものの、巡航速度を維持しており、この点では利上げを見送る理由はな

    いのかもしれません。

    問題は、米国を取り巻く外部環境をどのように見るかということになります。

    中国の景気減速が鮮明になってきましたが、どの程度減速するのか、手がか

    りを得るのが難しく、これが先行きの不透明感を一層大きくしています。

    中国の景気減速は、株価を下落させるだけではなく、原油価格、住宅価格、

    あるいは穀物など、あらゆるところで「チャイナショック」の影響を無視で

    きない状況にしています。英国やカナダは、それでも自国の景気への影響は

    少ないと「強気」の姿勢を崩してはいませんが、今後中国景気がさらに減速

    すれば、その影響はじわじわと出て来ると思われます。

    本日は日銀金融政策決定会合最終日です。

    足元では、これまでになく「追加緩和観測」が高まっているようです。

    もし追加緩和を決定すれば、昨年10月末のサプライズに匹敵するほどの効

    果があるかもしれませんが、その可能性は極めて低いと見ています。

    2016年前半の2%の物価上昇目標は、非常に難しい状況なのは分かりま

    すが、それでも日銀は物価上昇の「基調は変わっていない」としています。

    また一時60ドルを超えた原油価格も、再び40ドルを目指す状況になって

    おり、日銀にとっては逆風です。

    それでもまだドル円は120円前後で、日経平均株価も、下がったとはいえ

    年初来の水準で推移しています。

    黒田総裁は「必要ならばちゅうちょなく行動をする」と繰り返し述べてきまし

    たが、まだ必要な状況ではないのかもしれません。

    本日のドル円は119円20銭~120円80銭程度と予想します。


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