FC2ブログ

FOMC利上げを見送る 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • FOMCで利上げが見送られたことからドル円は大きく反落。
    海外市場ではドルがじり高となり、121円近辺まで買われたが
    政策金利発表後はドル売りが強まり、119円80銭まで下落。

  • 利上げがなかったことから、ユーロドルは大幅に上昇。
    約3週間ぶりに1.14台半ばまでユーロ高が進む。

  • 株式市場は利上げ見送りを好感し上昇したものの、イエレン議長
    が10月利上げの可能性を否定しなかったことから下げに転じた。
    ダウは65ドル下落し、ナスダックは4ポイント上昇。

  • 債券相場は反発。FOMC声明文で、インフレ圧力が低下すると
    記述されたことで、債券に買いが集まる。長期金利は2.19%台まで低下。

  • 金、原油はともに下落。

  • 8月住宅着工件数           → 112.6万件

  • 8月建設許可件数           → 117.0万件

  • 9月フィラデルフィア連銀景況指数   → -6.0

  • 新規失業保険申請件数         → 26.4万件

本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(10月6、7日分)
  • 米   8月景気先行指標総合指数
  • 加   カナダ8月消費者物価指数


今朝方のFOMCでは、予想通り利上げを見送りました。
声明文では「最近の世界的な経済・金融情勢は経済活動をやや抑制する可能性があり、
短期的にインフレに一層の下向き圧力をかける可能性が高い」と指摘しました。
やはり、中国の景気減速を巡る混乱など、外部環境を考慮したことから、
FOMCでは政策金利据え置きを決めたものと判断できます。

この結果を受けて、121円近辺まで買われていたドル円は急速に値を崩し、
119円80銭までドル売りが強まり、ユーロドルでもドル売りユーロが買いが
活発となり、1.14台半ばまでドル安が進行しました。
また株式市場では、利上げが見送られたことを好感し株価が急伸しましたが、
その後のイエレン議長の記者会見を受けてマイナス圏に沈み、ダウは65ドル
下落し、ナスダックは4ポイント上昇と、「大山鳴動してねずみ一匹」といった
格好で、今年最大のイベントを終えることになりました。

イエレン議長は記者会見で、景気回復の手ごたえを感じ、今回、金利引き上げの
可能性について議論したことを明らかにしています。

しかし、海外での不確実性の高まりと、予想されるインフレの道筋がやや弱まった
ことを考慮し、さらに(利上げのための)一層の証拠を持つことが適切だとFO
MCは判断したと、利上げを見送った理由を述べています。

また議長は、今後の利上げのタイミングについて「10月が含まれるのは
確かだ」とも語っています。

昨日この欄でも述べたように、利上げを行うかどうかが第一波で、イエレン
議長の記者会見が第二波になると予想しましたが、結果的にはその通りでしたが、
波の高さは予想よりも低かったと言えます。
同時に、今回は利上げを見送りましたが、年内にあと2回あるFOMCで利上げを
行う可能性は、依然として残っています。
10月の利上げのタイミングも否定しませんでしたが、果たしてこれから
1ヶ月以内に中国の混乱が収まるかどうかは不透明で、結局今後も米利上げを巡る
市場の混乱は残ることになります。
FRBとしても、一日でも早く正常な金融政策への道筋をつけたかったに違い
ありませんが、外部環境を考慮して今回の決断を行ったことは理解できます。

今後の予想ですが、引き続き変動率の高い相場展開が続く思われますが、変動幅は
徐々に低下していくのではないかと思います。
来週25日には習近平中国国家主席が訪米し、オバマ大統領と首脳会談を行います。
中国とすれば、少なくともそれまでは「中国発の世界同時株安」は避けたいとの
思惑もあるはずです。
中国株価が安定すれば世界同時株安の可能性は低く、ひいては為替の安定にも
つながると予想します。

結局相場は元の水準に戻った格好ですが、クロス円を見ると、円安傾向が続いて
いることが窺えます。
本日のドル円のレンジは、119円50銭~120円80銭程度を予想します。

====================================================
シルバーウィークが始まります。
気温もちょうど暑くも寒くもなく、すごしやすい季節です。
連休中も為替の変動があるかもしれませんので、注意は必要です。
良い週末を・・・・・。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/1867-612c2ccc

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。