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世界の主要株価再び大幅下落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 120円台前半で取引が始まったドル円は、株価の大幅

    下落や、長期金利の低下に120円を割り込み、119円70銭

    までドル安が進む。

  • ユーロドルでもドル安が進み、1.12台半ばまでユーロが

    買い戻される。

  • 株式市場は大幅に下落。日欧で株価が下げたことや、中国景気への

    不透明感からダウは312ドル下落し、約1ヶ月ぶりの安値となる

    1万6000ドル台まで売られる。

  • 債券相場は続伸。株安や商品相場の下落を背景にリスク回避の

    債券買いが進んだ。長期金利は2.1%を割り込む水準まで低下。

  • 金は続落し、原油は反落。


  • 8月個人所得          → +0.3%

  • 8月個人支出          → +0.4%

  • 8月PCEコアデフレーター   → +1.3%

  • 8月中古住宅販売成約指数    → -1.4%

    本日の注目イベント

  • 独   独9月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏9月景況感指数

  • 欧   ユーロ圏11月消費者信頼感指数(改定値)

  • 米   7月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   9月消費者信頼感指数


    ドル円は120円を挟んだ展開が続いています。

    先週末のNYでは121円24銭まで買われたドル円は、週明けの日欧の

    株式市場で、株価が大きく下落したことを受けて、NYダウなど主要株価

    指数が大幅安となり、つられてドルが売られて対円でも119円70銭ま

    でドル安が進行しました。中国の工業利益が前月比大幅に減少したことで、

    再び中国景気への不安が台頭し、世界の主要株価下落へとつながっていま

    す。

    中国の経済成長がどの程度減速しているのかが不透明なことが、市場の不

    安心理を増幅しているとの指摘もある中、今朝の経済紙は、日本経済研究

    センターが試算した中国GDPは公式の7%から大きく減速していとる報

    じています。試算は「銀行貸し出しの伸び」などの数字を使い試算したも

    のですが、それによると中国の4-6月期の実質GDPは4.6%~6.

    5%の範囲内だったとしています。

    中国政府が発表した同期間のGDPは7.0%だったわけですが、やはり

    かなりの開きがあるのは事実のようです。

    以前、中国の経済専門機関からも実質GDPは4%台との試算もありまし

    た。

    昨日は二人の地区連銀総裁の講演があり、年内の利上げには前向きな考え

    と、先延ばしすべきだという認識を示しています。

    市場への影響はなかったようですが、サンフランシスコ連銀のウィリアム

    ズ総裁は、年内の利上げ予想を繰り返しましたが、不動産価格の急激な上

    昇には警告を発していました。

    一方ハト派の重鎮であるシカゴ連銀のエバンス総裁は、「利上げ開始を遅

    らせ、その後の金融政策正常化へのアプローチを緩やかなものにすること

    で、経済は今後直面し得る課題に最もうまく対応できるようになる」

    として、利上げ開始を先延ばしすることが得策との認識を示しました。

    利上げが10月か12月か、あるいは来年以降になるのか見方は分かれて

    いますが、その重要な判断材料となる雇用統計は、今週末のそれを含めて

    年内にあと3回確認することができます。当然ですが、これらは利上げ判

    断に非常に重要な影響を与えることになります。

    すでに9月の非農業部門雇用者数は20万人程度が予想されており、今後

    3回とも20万人程度であれば少なくとも雇用者数という観点からは、利

    上げを先送りする理由はみつからないと思われます。失業率も前月と同じ

    5.1%と予想されています。問題は賃金と広義の失業率の数字がFRB

    が安心する水準には戻っていないという点です。

    週末は、こちらの数値にも注目する必要がありそうです。

    本日も株価の大幅安を受けて、ドル円は下値を試す展開が予想されます。

    先ずは、昨日のNYのドル安値である119円70銭がサポートで、さら

    に先週記録した119円20銭が次のサポートでしょう。

    株価が大幅に下落する割には円高が急激に進まないイメージがありますが、

    上海株の急落には注意したいと思います。

    予想レンジは119円~120円50銭程度とします。


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