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株安から長期金利低下 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京時間には株価の大幅安で119円25銭まで下落したドル円は、

    NYでは株価が上昇に転じたことで120円16銭まで反発。

    株価に反応しながらも、依然として120円を挟む展開が続く。

  • ユーロドルは小幅にユーロ高が続く。ECBは追加緩和を実施できない

    との見方が増えてきたとの報道も、ユーロ買い戻しにつながり、

    ユーロドルは1.1268まで上昇。

  • 株式市場は反発して始まったものの、午後には下落に転じる指数もあり、

    まちまち。ダウは47ドル上昇したものの、ナスダックは続落。

  • 債券相場は続伸。世界的な株価の下落を背景に債券への需要が強く、

    10年債利回りは一時、約1ヶ月ぶりの低利回りとなる2.04%まで

    低下。その後は2.05%台まで押し戻されて引ける。

  • 金は続落、原油は反発して45ドル台に。

  • 7月ケースシラー住宅価格指数 → +4.96%

  • 9月消費者信頼感指数     → 103


    本日の注目イベント

  • 豪   豪8月住宅建設許可件数

  • 日   8月鉱工業生産

  • 中   中国9月財新製造業PMI(改定値)

  • 中   中国9月財新サービス業PMI

  • 中   中国9月財新コンポジットPMI

  • 独   独9月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏8月失業率

  • 欧   ユーロ圏9月消費者物価指数(速報値)

  • 英   英4-6月期GDP(確定値)

  • 米   9月ADP雇用者数

  • 米   9月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   イエレン・FRB議長講演

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演



    株式市場が再び「リスク回避」の震源地になってきました。

    昨日の東京株式市場では日経平均株価が714円下げ、採用銘柄である225銘柄

    が全面安となる展開でした。

    株価の下落を睨みながらドル円もジリ安となり、一時は119円25銭まで円高が

    進みましたが、その後の海外市場ではドルが買い戻され、120円台に乗せる場面

    もありました。

    依然として株価の行方が、全ての市場の方向性を決めていると言ってもいい状況が

    続いています。中国景気の不透明感が投資家の不安心理を増幅させ、フォルクスワ

    ーゲン問題に加え、スペインのカタルーニャ州の独立問題も影響しているようです。

    一方国内に目を向けても、アベノミクス「第2ステージ」には、新鮮味がなく、G

    DP600兆円も具体策がなく、インパクトに欠けます。

    今後具体的な政策が出てくるものと思いますが、果たしてどれだけの効果があるか

    は不透明です。そもそも600兆円実現の前提が、名目成長率3%という途方もな

    い成長率が基礎になっており、これは1980年代後半の、あの「バブル経済」に

    匹敵するものです。

    また、徐々に盛り上がってきている「追加緩和」にしても、黒田日銀総裁は「物価

    の基調は変わっていない」として、原油安の影響を取り除けば、順調に2%の物価

    上昇目標に向っているとして、「追加緩和」は必要ではないとしています。

    やや手詰まり感が漂っている状況で、これを打開するには何か決定打が必要なのは

    多くの専門化の共通の認識だと思われます。

    産業競争力会議の民間議員を努める竹中平蔵氏はブルムーバーグとのインタビュー

    で、デフレ脱却という目標を達成するためには「金融政策の出番はもう一回ある」

    と述べています。さらに、効果を最大限にするためには財政政策とセットでやる方

    がいいとの見方も示しています。

    ドル円は昨日の株価の大幅下落でも119円25銭で下げ止まり、これは先週に記

    録した119円20銭とほぼ同水準です。

    上値が重いのも事実ですが、119円近辺ではドル買い需要も根強いことが窺えま

    す。

    120円を中心に上下1円程度のレンジが形成されていますが、先日も述べました

    が、そろそろどちらかにレンジブレイクをしてもいい頃かと思います。

    レンジ内で上手く売り買いを行うのもいいですが、レンジが抜けた際にはしっかり

    と認識しておかないとその後の売買が厳しくなるケースがあります。注意する必要

    があろうかと思います。

    本日も株価の動向に注目ですが、ドル円は短期的には上値が抑えられている状況で

    す。

    再度120円台に乗せられるかどうかがポイントですが、チャートでは120円3

    0銭~50銭を上抜けできれば上昇の余地はありそうですが、それには株価の大幅

    反発が不可欠と見られます。

    本日のレンジは119円30銭~120円30銭程度と予想します。


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