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米住宅指標悪化でNYダウ大幅安、円動意なし。 



おはようございます。


今朝の新聞に「預貸率」--という言葉が載っていました。

金融機関以外にお勤めの方には余りなじみの無い言葉かもしれませんが、

銀行がお客様から預かったお金(預金)をどれだけ融資にまわしているか

という比率のことです。

米銀大手では不良債権化を恐れて、この比率が下がっているとのことです。

当然ですが、融資から受け取る金利と預金に払い利息の差が収益です。

「預貸率」が下がるということは、その収益は減ることを意味し、資金効率の

悪化に繋がります。

余ったお金をそのまま寝かせておくわけにもいかず、不良債権とは無縁な

「国債」の購入へと向かうことになります。

もっとも、日本でもその構図は変わりませんが。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 米経済指標の悪化を受け、NYダウが大幅下落、前日の上昇分を上回る下げに
    ドル/円も頭の重い展開に終始しました。

  • 12月耐久財受注は市場予想を下回る▼2.6%、同時に発表された週間
    失業保険申請件数も▼58万8千件と過去最悪の数字でした。

  • 12月新築住宅販売件数は▼14.7%と1963年の統計開始以来
    最低水準を更新しました。

  • ユーロは欧州時間に発表された独1月失業率が8.3%と大きく上昇したことから
    利食いのユーロ売りを誘い対ドル、対円ともに大幅下落。

  • 米長期国債は続落し、金利は引き続き上昇。ドルの下落をサポートしています。


本日の注目点
       
  • 欧  ユーロ圏1月消費者物価指数(速報値)   
  • 欧  ユーロ圏12月失業率
  • 米  第4四半期GDP(速報値)
  • 米  1月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米  1月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
         


           


米景気回復の鍵を握る三つのキーワード「雇用」「住宅」「消費」のうち

二つが更なる悪化傾向を見せ、米経済に対する先行不安が払拭されません。

「雇用」では、この日、イーストマンコダックが業績の悪化を理由に、

3500人のリストラを発表。

また、この日決算発表を行った米ビッグスリーの一角フォードは2008年

12月期の最終赤字が145億7千万ドル(約1兆3千億円)と過去最大の

赤字決算に追い込まれました。これにより、さらなる雇用調整を迫られ

<金融子会社で1200人のリストラを行うことを発表しています。

このほか既にリストはを発表した、キュタピラー2万人、ボーイング1万人を

併せると、今週だけでも4万人規模のリストラが行われたことになります。

更に、今後決算発表が行われる企業についても同様の対策が採られる見通しで、

「リストラの嵐」はその勢いが衰えるどころかむしろ、増している感さえあります。

きのう発表された週間失業保険申請件数でも過去最悪の58万8千件となりました。

1月の雇用統計発表を待たずして、今から不気味は感じさえしてきます。


そして、もう一つは「住宅」です。

12月の新築住宅販売件数は前月比でマイナス14.7%と販売不振に拍車が

かかっています。

中古住宅も売れないことから、在庫もだぶついており、それが住宅価格の

下落を促し、不良債権化を増幅し、金融機関の経営悪化を招くと言う

「負のスパイラル」に陥っており、米住宅問題は相当根が深いといわざるを得ません。

唯一のドルサポート材料はオバマ新政権の景気対策案が下院を通過し、上院では

規模が更に上積みされるとの見通しが出てきたことです。


ドル/円は前日のNYと昨日の東京で90円台半ばまで上昇したものの、

勢いはなく、実需の売りに押され90円を割る展開が続いています。
市場参加者の基本スタンスは『ドルの戻り売り」という点では変わっておらず、

ユーロ/円についても同様な相場観が形成されそうな気配もあります。

本日は米GDP速報値がでます。









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