米長期金利6週間ぶりの高水準
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
120円台前半から緩やかに上昇し、121円23銭まで
上昇する場面も。
触れたことからユーロ安が進んだ。1.0937まで売られ
再び下値を試す展開に。
中心に買われる。ダウは89ドル上昇し、1万7918ドル
で引ける。S&P500も最高値に1%の水準まで上昇。
利上げ観測がくすぶる。長期金利は6週間ぶりの高水準となる
2.21%台まで上昇。
本日の注目イベント
祝日前の月曜日には、日本株が大きく下落したことに伴い、ドル円も120円38銭
近辺まで売られましたが、1日あけたら、再び121円台に戻しています。
特段材料はなかったものの、ユーロドルでドル高が進んだことや、長期金利が約1ヵ
月半ぶりに2.2%まで上昇したことなどで、ドル買いが強まったものと思われます。
市場では依然として12月の利上げの可能性を排除できません。
債券市場では、その動きがじわじわと浸透し始めているようにも、見受けられます。
長期金利の上昇がそれを物語っているようで、さらに金価格の動きもその一例かもし
れません。
その意味では、本日のイエレン議長の議会証言が注目されます。
10月のFOMCでは、予想通り利上げを見送りましたが、明確に「次回会合で」利
上げが適切かどうか判断すると、声明文に明記されていました。
今日のイエレン議長の議会証言はFOMC後、最初の公の場での言葉になります。
経済指標が軟調な展開を見せる中、どのような認識を示すのか注目されます。
また、本日はフィッシャー副議長の講演も予定されており、さらにNY連銀総裁の
会見もあります。これら要人が、12月のFOMCを前にどのような認識をもってい
るのかに注目です。
イエレン議長は日本時間今夜24時に議会証言を行い、ダドリーNY連銀総裁は明日
の未明4時半にNYで記者会見を開き、フィッシャー副議長は明日の9時半ごろから
、ワシントンのナショナル・エコノミスト・クラブで講演する予定になっています。
豪ドル円は再び87円台まで上昇し、上値を試す展開です。
昨日RBAは政策金利据え置きを決めています。
一部には、利下げ観測もあったため、豪ドルは対米ドルで買われており、ドル円も円
安になったため、再び反発したものです。
豪ドル円は現在日足では、雲の中でのもみ合いが続いていますが、87円40銭辺り
を、しっかりと抜ければ「雲抜け」が完了するように見えます。
ただ前回10日ほど前にも、87円台後半まで上昇して「雲抜け」を完成させたよう
には見えましたが、結果として、そこを頂点として落とされています。
「MACD」もプラス圏で推移していることから、上値を試す可能性はありますが、
ここは利益を取れるのであれば、確実に取っておくべきで、上昇トレンドに勢いが
ついたら「順張り」で対応することをお勧めします。
本日はADP雇用者数などの経済指標も発表されます。
要人発言とともに、注目していきたいと思います。
ドル円の予想レンジは120円60銭~121円60銭程度にしたいと思いますが、
ドルが買われた際「壁」になっている、121円台半ばが抜けるかどうかには注意
が必要です。

スポンサーサイト
- [2015/11/04 09:01]
- デイリーコメント |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/1889-01090308
- | HOME |
コメントの投稿