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米長期金利6週間ぶりの高水準 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は株高、金利高を好感し終始堅調に推移。

    120円台前半から緩やかに上昇し、121円23銭まで

    上昇する場面も。

  • ユーロドルは、ドラギ総裁が改めて追加緩和の可能性に

    触れたことからユーロ安が進んだ。1.0937まで売られ

    再び下値を試す展開に。

  • 株式市場は続伸。原油高を受けてエネルギー株を

    中心に買われる。ダウは89ドル上昇し、1万7918ドル

    で引ける。S&P500も最高値に1%の水準まで上昇。

  • 債券相場は続落。本日にはイエレン議長の議会もあり、

    利上げ観測がくすぶる。長期金利は6週間ぶりの高水準となる

    2.21%台まで上昇。

  • 金は続落し、原油は約1ヶ月ぶりに48ドル台に迫る。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪9月貿易収支

  • 豪   豪9月小売売上高

  • 日   10月マネタリーベース

  • 中   中国 10月財新サービス業PMI

  • 中   中国 10月財新コンポジットPMI

  • 欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏9月生産者物価指数

  • 英   英10月サービス業PMI

  • 米   10月ADP雇用者数

  • 米   9月貿易収支

  • 米   10月ISM非製造業景況指数

  • 米   イエレン・FRB議長、議会証言

  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁記者会見


    祝日前の月曜日には、日本株が大きく下落したことに伴い、ドル円も120円38銭

    近辺まで売られましたが、1日あけたら、再び121円台に戻しています。

    特段材料はなかったものの、ユーロドルでドル高が進んだことや、長期金利が約1ヵ

    月半ぶりに2.2%まで上昇したことなどで、ドル買いが強まったものと思われます。

    市場では依然として12月の利上げの可能性を排除できません。

    債券市場では、その動きがじわじわと浸透し始めているようにも、見受けられます。

    長期金利の上昇がそれを物語っているようで、さらに金価格の動きもその一例かもし

    れません。

    その意味では、本日のイエレン議長の議会証言が注目されます。

    10月のFOMCでは、予想通り利上げを見送りましたが、明確に「次回会合で」利

    上げが適切かどうか判断すると、声明文に明記されていました。

    今日のイエレン議長の議会証言はFOMC後、最初の公の場での言葉になります。

    経済指標が軟調な展開を見せる中、どのような認識を示すのか注目されます。

    また、本日はフィッシャー副議長の講演も予定されており、さらにNY連銀総裁の

    会見もあります。これら要人が、12月のFOMCを前にどのような認識をもってい

    るのかに注目です。

    イエレン議長は日本時間今夜24時に議会証言を行い、ダドリーNY連銀総裁は明日

    の未明4時半にNYで記者会見を開き、フィッシャー副議長は明日の9時半ごろから

    、ワシントンのナショナル・エコノミスト・クラブで講演する予定になっています。

    豪ドル円は再び87円台まで上昇し、上値を試す展開です。

    昨日RBAは政策金利据え置きを決めています。

    一部には、利下げ観測もあったため、豪ドルは対米ドルで買われており、ドル円も円

    安になったため、再び反発したものです。

    豪ドル円は現在日足では、雲の中でのもみ合いが続いていますが、87円40銭辺り

    を、しっかりと抜ければ「雲抜け」が完了するように見えます。

    ただ前回10日ほど前にも、87円台後半まで上昇して「雲抜け」を完成させたよう

    には見えましたが、結果として、そこを頂点として落とされています。

    「MACD」もプラス圏で推移していることから、上値を試す可能性はありますが、

    ここは利益を取れるのであれば、確実に取っておくべきで、上昇トレンドに勢いが

    ついたら「順張り」で対応することをお勧めします。

    本日はADP雇用者数などの経済指標も発表されます。

    要人発言とともに、注目していきたいと思います。

    ドル円の予想レンジは120円60銭~121円60銭程度にしたいと思いますが、

    ドルが買われた際「壁」になっている、121円台半ばが抜けるかどうかには注意

    が必要です。


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