ユーロドル半年ぶりに1.07を割り込む
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
下値も利上げ観測を背景に限定的。NY市場での値幅は40銭程度
に留まる。
約半年ぶりとなる1.0675までユーロ安が進む。その後は
1.07台に押し戻されるが、反発力は弱い。
ナスダックは12ポイント下落。
利回りも2.33%台に低下。
本日の注目イベント
ドル円は123円台半ばが徐々に重くなる一方、123円を割り込むと、すかさず
買いが入る展開が続いています。
先週末の雇用統計をきっかけに、一気に123円台までドル高が進んだものの、こ
こから125円を目指すのか、あるいは一旦は調整局面に入るのか、市場は攻めあ
ぐんでいるようにも見えます。
昨日は特段材料はなかったものの、ドル円は123円44銭まで買われる場面があり、
依然として上値をトライする動きが見られました。
ユーロドルが約半年ぶりに1.06台後半まで売られ、ユーロ安が進んだことに連れ
安したものと思えます。
ドル円の動きは限定的ですが、ユーロの先安感が根強く、これがドル円を押し上げる
展開も想定されます。
昨日は株も債券も下落は一服でした。
債券は、10年債の入札が好調で、特に海外からの需要が旺盛だったと伝えられてい
ます。ECBの追加緩和観測が見込まれる中、ドイツ国債など、欧州債の利回りが低
下しています。そのため、米国債とドイツ国債の利回りは拡大傾向にあり、欧州の投
資家にとって、米国債の利回りは魅力的となります。
投資家は、ユーロを売って、ドルを買い、そのドルで米国債を購入するという投資行
動を取り易い環境になっていると言えます。
金利差と為替益の両方を狙えるということにもなります。
これは、日本の機関投資家にも言えることで、円を売ってドル買い、そのドルで米国
債に投資することで、運用利回りを高めています。
実際8月の円高局面では生保など、機関投資家のドル買いがドルの下落を抑えたとの
データもあり、ここからさらにドル高が進むようなら、為替リスクを回避するために
売っていたドルを買い戻す、「ヘッジはずし」の動きも想定されます。
本日も材料難に加え、米国ではベテランズデーのため、債券市場が休場となり、為替
は動きにくい展開が予想されます。
株価を見極めて、というスタンスは変わりませんが、ドル円のレンジは122円80銭
~123円60銭程度を見ています。

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- [2015/11/11 09:05]
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