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ユーロドル半年ぶりに1.07を割り込む 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は123円台前半で小動き。上値が徐々に重くなる一方、

    下値も利上げ観測を背景に限定的。NY市場での値幅は40銭程度

    に留まる。

  • 先安感が強いユーロドルは一時1.07台を割り込み、

    約半年ぶりとなる1.0675までユーロ安が進む。その後は

    1.07台に押し戻されるが、反発力は弱い。

  • 株式市場は高安まちまち。材料が乏しい中、ダウは27ドル上昇するも、

    ナスダックは12ポイント下落。

  • 債券相場は7営業日ぶりに反発。10年債入札が好調だったことで、

    利回りも2.33%台に低下。

  • 金は小幅ながら続伸。原油も小反発。

    本日の注目イベント

  • 中   中国 10月小売売上高

  • 中   中国 10月工業生産

  • 英   英10月失業率

  • 米 債券市場休場(ベテランズデー)


    ドル円は123円台半ばが徐々に重くなる一方、123円を割り込むと、すかさず

    買いが入る展開が続いています。

    先週末の雇用統計をきっかけに、一気に123円台までドル高が進んだものの、こ

    こから125円を目指すのか、あるいは一旦は調整局面に入るのか、市場は攻めあ

    ぐんでいるようにも見えます。

    昨日は特段材料はなかったものの、ドル円は123円44銭まで買われる場面があり、

    依然として上値をトライする動きが見られました。

    ユーロドルが約半年ぶりに1.06台後半まで売られ、ユーロ安が進んだことに連れ

    安したものと思えます。

    ドル円の動きは限定的ですが、ユーロの先安感が根強く、これがドル円を押し上げる

    展開も想定されます。

    昨日は株も債券も下落は一服でした。

    債券は、10年債の入札が好調で、特に海外からの需要が旺盛だったと伝えられてい

    ます。ECBの追加緩和観測が見込まれる中、ドイツ国債など、欧州債の利回りが低

    下しています。そのため、米国債とドイツ国債の利回りは拡大傾向にあり、欧州の投

    資家にとって、米国債の利回りは魅力的となります。

    投資家は、ユーロを売って、ドルを買い、そのドルで米国債を購入するという投資行

    動を取り易い環境になっていると言えます。

    金利差と為替益の両方を狙えるということにもなります。

    これは、日本の機関投資家にも言えることで、円を売ってドル買い、そのドルで米国

    債に投資することで、運用利回りを高めています。

    実際8月の円高局面では生保など、機関投資家のドル買いがドルの下落を抑えたとの

    データもあり、ここからさらにドル高が進むようなら、為替リスクを回避するために

    売っていたドルを買い戻す、「ヘッジはずし」の動きも想定されます。

    本日も材料難に加え、米国ではベテランズデーのため、債券市場が休場となり、為替

    は動きにくい展開が予想されます。

    株価を見極めて、というスタンスは変わりませんが、ドル円のレンジは122円80銭

    ~123円60銭程度を見ています。


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