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ドル上昇が一服 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は引き続き小動きながらも、徐々に上値を切り下げる

    展開。123円17銭までドルが買われたが、その後はジリ安と

    なり、この日の安値近辺で取引を終える。

  • ユーロドルは1.07台前半から半ばで小動き。材料難から

    様子見気分が強まった。

  • 株式市場は反落。百貨店大手メーシーズが通期の利益を

    下方修正したことや、原油が下落し、エネルギ-セクターが

    売られた。ダウは56ドル下落し、他の株価指数も揃って下落。

  • 債券市場は休場。 

  • 金は3日にぶりに反落。原油も続落し2ヵ月ぶりに42ドル台

    を記録。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪10月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏9月鉱工業生産

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   10月財政収支

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演

  • 米   イエレン・FRB議長講演


    先週金曜日の雇用統計を受けて123円台までドル高が進みましたが、それ以来ほ

    とんどの時間帯は123円台での取引です。昨日のNYで4営業日連続で123円

    台を見ています。今週月曜日のコメントでも触れましたが、123円台から125

    円にかけては、ドルの上値は重く、12月利上げを材料にドルが買われても、その

    上昇スピードは緩やかなものになるだろうと予想しました。

    それは、仮に12月の利上げが決められても、その後の引き上げスピードは極め

    てゆっくりとしたものになるであろうということと、125円に近づけば、「黒田

    ライン」も意識されること、さらにドル高による米企業への影響などを考慮したも

    のです。

    123円台は維持してきたものの、上値が徐々に切り下がって来ました。

    その結果、短期的な動きを示す「1時間足」では既に「雲」を下抜けしています。

    もっとも、今回の「雲の下抜け」は相場が急速に下げて雲を抜けたものではなく、

    雲の水準が切り上がったことで、雲抜けが完成した、いわば「他力本願的」な結

    果であり、このままドルが下げるかどうかは不明です。

    ドルが下がってきたとはいえ、今週に入ってまだ122円台半ばは割り込んでい

    ません。

    この水準を割り込めば、下落に勢いがつくことも考えられますが、それでも上昇

    トレンドが崩れるわけではありません。

    ここは慎重に、買い場を探る戦略でいいと思います。

    本日は、失業保険申請件数以外、これといった重要な経済指標はありませんが、

    FOMCの主要メンバーによる講演が多くあります。

    イエレン議長、フィッシャー副議長、それにダドリーNY銀総裁の、いわゆる

    「ビッグスリー」の講演が予定されています。

    3人は、ともに年内利上げには前向きと思いますが、先週末の雇用統計でのサプ

    ライズを受けて、どのようなニュアンスの発言をするのかによっては、相場への

    影響もあるでしょう。

    個人的には、エバンス・シカゴ連銀総裁の発言に注目しています。

    同総裁は、「ハト派」の重鎮で、これまでは一貫して年内利上げはすべきではな

    いと主張してきました。

    ただ、ブルームバーグなどのニュースによると、年内利上げ支持に傾いてきたと

    伝えられていますが、雇用者数の大幅増加を受けて、どのように変化したかを見

    極めたいと思います。

    今朝のドル円は122円台後半で取引されています。

    やや、下値を試すのではないかと予想して、レンジは122円30銭~123円

    30銭程度を考えてます。


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