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ドル円再び123円台前半へ 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は週明けのオセアニア市場で122円23銭まで

    ドル売りが進んだが、その後は徐々に正常に戻り、NYでは

    株価が上昇したことから、123円28銭までドルが買われる。

  • フランスでのテロと、来月の追加緩和観測からユーロドルは、

    再び下値を探る展開に。一時は1.0674までユーロが売られ、

    1.05を目指す展開か。

  • 株式市場は大幅に反発。テロの影響も一時的だとの見方から

    欧州株もフランス以外は上昇し、ダウも237ドル上昇。

  • 債券相場はほぼ横ばい。長期金利は2.26%台後半で、テロの

    影響も限定的。

  • 金は反発し、原油価格も4日ぶりに反発。


  • 11月NY連銀製造業景気指数   → -10.74

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA議事録

  • 独   独11月ZEW景況感指数

  • 英  英10月物価統計

  • 米   10月消費者物価指数

  • 米   10月鉱工業生産

  • 米   11月NAHB住宅市場指数

  • 米   タルーロ・FRB理事講演


    先週金曜日にパリでおきた同時多発テロの影響は、どうやら限定的で、この土日

    を挟んだことで金融市場への影響も軽微で終わりました。

    週明け早朝のオセアニア市場で、ドル円は一時122円23銭までドル安が進み

    ましたが、その水準を底値に、海外市場では結局元の位置に戻り、123円台前

    半までドルが買い戻されています。

    予想外だったのは、欧州株が上昇したことです。

    フランスのCAC40でさえ、マイナス3.6ポイントで取引を終え、その他の

    主要欧州株式市場は軒並み上昇しています。

    金融市場は一足早く平静さを取り戻した格好ですが、やや楽観的だという印象は

    残ります。

    NY市場でも11月のISM製造業景況指数はマイナス10.74と、市場予想

    よりも大きく悪化していたにも関わらず、株式市場は大幅に反発しました。

    経済指標の下振れで、利上げ観測が後退するという読みと、先週は大きく株価が

    下落したことで、値ごろ感からの買戻しもあったと思われますが、こちらも楽観

    的との印象です。過激派側はさらなる攻撃を警告しているとの報道もあり、まだ

    緊張感を維持する必要があろうかと思います。

    海外の主要株価が上昇したことで、本日の日本株も上値を試す展開が予想されま

    す。ドル円も株価の上昇に合わせて123円台半ばを試しそうです。

    ドル円は先週月曜日に123円60銭を記録して以来、ジリ安が続いてきました

    が、再び123円台半ばを試す展開になりそうです。

    ただ123円台半ばから124円を覗くにはまだ材料不足です。

    米経済指標が、労働市場以外は強弱まちまちで、利上げがあったとしても、まだ

    無条件にドルを買えばいいという状況ではありません。

    来月初めの雇用統計で12月利上げが確定的になるまでは125円を抜けるには

    厳しいのではないかと予想しています。

    今週19日には日銀決定会合があります。

    あれだけ追加緩和観測が高まった10月末の会合でも、追加緩和は見送られたわ

    けですから、今回の会合でのサプライズはまず無いと予想されます。

    今後は7-9月期のGDPが2期連続でマイナス成長だったことから、補正予算

    の規模が注目され、さらにはまもなく発表されると思われる、「GDP600兆

    円」実現に向けた、具体的な政策内容が注目されるところです。

    本日のドル円は122円70銭~123円80銭程度を予想します。


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