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原油安、株安続く 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 原油安と株価の大幅下落を受けて、ドル円は121円台前半まで

    売られる。日銀会合の結果を巡り、東京時間では乱高下したが、

    追加緩和なしに反応した格好。

  • ユーロドルは1.08台で推移。1.0809まで下げる場面も

    あったが、この日も1.08台は割り込めず。

  • 株式市場は大幅に続落。NYダウは2日間で620ドルも下げる。

    先週の利上げを消化している過程との見方で、この先も混乱が続く

    との声も。

  • 債券相場は続伸し、長期金利は利上げ前の水準まで低下。

    株安、原油安を材料に買いが続く。

  • 金は反発したが、原油価格は続落。米国で石油リグ稼働率の増加が

    続いていることで供給過剰が見込まれ、34ドル73セントまで売られる。

    本日の注目イベント

  • 独   独11月生産者物価指数

  • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(速報値)


    先週金曜日は為替も株も乱高下しました。

    今年最後の日銀金融政策決定会合の結果を巡って、ドル円は2円以上、日経平均株価

    も上下で800円を超える大波乱でした。

    今回の会合では 金融政策の変更は、まずないというのがコンセンサスでしたが、通

    常、結果発表は11時半から12時半の時間帯に発表されることが多いのが、今回は

    なかなか発表されず、12時半を過ぎても発表がなかったことから、「何か変更があ

    るかもしれない」いった見方から、ドル円はじりじりと上昇に向かい、株価も12時

    半から後場の取り引きが開始されるとマイナス圏から急速にプラスに転じました。

    そこに、「日銀ETFを3000億円増額」との見出しが飛び込んできたことで、

    「追加緩和決定」と見た、ディーラーが飛びついたようです。

    「ヘッドラインに踊らされた」、そんな状況だったわけで、その直後、内容が明らか

    になると、ドル円も急速に値を下げ、結局この日の安値圏で引けています。

    現在実施されている追加緩和の「補完策」として、新たに日銀が行うものですが、

    「戦力の逐次投入はしない」と明言していた黒田総裁の言葉とは整合しないとの印象

    は残ります。今月初旬のECBの追加緩和では、内容が小粒と受け止められ、ユーロ

    急騰劇を演じ、先週のFOMCでは発表後、声明文を好感する反応は見せたものの、

    翌日からは株価の急落が始まり、そして今回は日銀会合の結果を巡ってのドタバタで

    す。

    結局、中央銀行の政策発表に投資家が右往左往されられたことになります。

    今年も残り僅かですが、2015年で最も注目されたのが日米欧の中央銀行というこ

    とになります。「中央銀行とはけんかをするな」という言葉が思い起こされます。

    はっきりしていることは、米国が金融引き締めに入り、日欧では依然として量的緩和

    が続いているということです。

    ここを基本とすれば、今後もしばらくはドルに対して円やユーロが売られ易い地合い

    は続くとみることができます。

    まだトレンドが変わり、円高へと推移する展開は予想しずらいと思われます。

    同時に2012年末に第2次安倍政権が発足し、2014年末まで急激なドル高円安

    が進んだ、あのトレンドも、最終局面にいると考えています。

    どのタイミングでドル高のピークを迎えるのか、2016年の大きなテーマの一つで

    す。

    本日のドル円は120円50銭~122円程度を予想します。


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