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ドル円NY株反発で118円台半ばへ 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州市場ではドル売りが強まり117円65銭あたりまでドル安が

    進んだが、NYでは原油価格の反発と、株価の大幅上昇に118円68銭まで

    ドルが買い戻される。FOMC声明文で市場安定化への文言が盛り込まれる

    との期待も。

  • ユ-ロドルは1.80台前半まで売られたがその後は買い戻しが優勢と

    なり、1.0871まで上昇。ユーロ円など、クロス円の買い戻しが目立った。

  • 株式市場は大幅反発。3Mやコーチなどの決算が好調だったことに加え、

    原油価格が反発し、消費者マインド指数も上振れしたことが材料となった。

    ダウは282ドル上昇し、7週間ぶりの高値を記録。

  • 債券相場は小幅に続伸。株価が上昇した割には底堅く推移し、長期金利は

    2.00%台と、月初来の低水準付近で取引を終える。

  • 金は続伸し1120ドル台に。原油価格はOPECとロシアが生産を見直す

    との観測から大幅に反発し、31ドル台まで上昇。


  • 11月ケースシラー住宅価格指数   → +5.83%

  • 1月消費者信頼感指数        → 98.1

  • 11月FHFA住宅価格指数     → +0.5%

  • 1月リッチモンド連銀製造業指数   → 2

     
    本日の注目イベント

  • 豪   豪第4四半期消費者物価指数

  • 中   中国 12月工業利益

  • 米   FOMC 政策金利発表

  • 米   12月新築住宅販売件数

  • 米  企業決算 →フェイスブック、ボーイング、サンディスク



    昨日から今年最初のFOMCが始まりました。

    今回は政策変更はないと予想されますが、焦点は年初来大きく揺れ動いている市場

    の混乱に対して何らかの言葉が声明文に盛り込まれるかどうかです。

    FRBとしても、中国の景気不安がことの発端だとしても、このまま放置できない

    ほど、その影響を受けていることから、混乱を鎮めるコメントを盛り込むことは十

    分考えられます。

    昨日のNY市場はその期待感もあり、原油価格が上昇し、株価は急速に値を戻して

    います。特徴的だったのは、ドル円だけではなくクロス円での買い戻しが活発だった

    ことです。ユーロ円は128円台後半に、豪ドル円は83円台近辺まで上昇し、ポン

    ド円も170円を窺う水準まで戻っています。

    また年初から株価が大幅に下落し、原油価格も一時は26ドル台まで売られ、企業

    業績も冴えないわりには、昨日発表された消費者マインドは落ち込んでいません。

    景気に対する楽観的な見方も株価にプラスだったようです。

    ドル円は昨日の欧州市場では117円65銭近辺まで売られました。

    昨日の日経平均株価が400円を超える下げを見せ、上海株も大きく下落したこと

    で、先週前半に見られたような「リスク回避」の動きが強まったことが円買いを促

    がしたようです。しかしよく見ればこの動きは、1時間足の「雲」の中を上下した

    にすぎません。「雲の下限」で下落を止められ、反発しても「雲の上限」を抜けて

    はいません。結局118円を挟んだ動きに終始しています。

    上で述べているように、本日のFOMC声明文がどのような内容になるかが重要で

    すが、仮に市場を落ち着かせる何らかの文言が挿入されたとしたら、今度は日銀の

    出番です。ECBが動き、FRBも足並みを揃えたら、日銀に対するプレッシャー

    もかかりそうです。

    追加緩和はないにしろ、何らかの行動を見せないと、金曜日には再び失望感からド

    ルが売られ、株価が大きく下落する展開も想定されます。

    追加緩和についても、安倍総理や菅官房長官などは「日銀がしっかり対応してくれ

    ると考えている」と、圧力とも、圧力ではないとも思える微妙な言い回しをしてい

    ます。

    追加緩和期待はかなり高まってはいますが、個人的には見送られる可能性の方が高

    いと予想しています。ただし、それもFRBの行動次第であるということは、上述

    の通りです。

    NY株の上昇を背景に、ドル円は底堅く推移すると見ていますが、FOMCを控え

    てどちらか一方的に動く状況ではなさそうです。

    従って、株価が大幅に上昇しても東京時間内では119円台乗せは難しそうです。

    予想レンジは117円50銭~119円程度と見ています。

    明日朝4時に発表されるFOMC声明文の内容に失望するのか、あるいは好感す

    るのかで上記レンジをどちらにも抜ける可能性もありそうです。


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