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FOMC声明文ややハト派的か? 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は買い戻しが活発になり、FOMC声明文発表に向け

    119円台まで上昇。声明文発表後は株価が大幅に下落したこともあり

    118円台半ばまで反落。

  • ユーロドルもFOMCを睨んで神経質な動きとなり、1.08台

    半ばから1.09台前半で乱高下。

  • 株式市場は大幅に反落。FOMC声明文では世界経済の変調に特段の

    配慮もなかったことから売りものが膨らみ、ダウは222ドル安。

    アップルや銀行株が値を崩す。

  • 債券相場はもみ合いから小幅に上昇したものの、前日の水準とほぼ変わらず。

  • 金は反落。原油価格はサウジがロシアと話し合う用意があるとの報道に

    反発。前日比85セント上昇し、32ドル30セントで取引を終える。



  • 12月新築住宅販売件数   → 54.4万件

     
    本日の注目イベント

  • 独   独1月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏10月景況感指数

  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感(確報値)

  • 英   英10-12月期GDP(速報値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   12月耐久財受注

  • 米   12月中古住宅販売成約指数

  • 米  企業決算 → アマゾン、マイクロソフト、ブラックストーン、ビザ


    注目されたFOMCでは、政策金利は据え置かれ、声明文では世界経済や景気動向

    がどのように米国の見通しに影響するかを注視していくとの内容は示されたものの、

    「緩やかな」ペースで政策金利を引き上げていくとの方針は維持されました。

    中国発の混乱から世界的に景気の下振れが予想される中、景気に対する配慮からも

    う少し突っ込んだ言い回しを期待していましたがそれもなく、やや中途半端な声明

    文だったように思います。

    声明文では、「昨年12月の会合以降経済成長は減速したものの、労働市場の状況

    は一層改善したことが示された」と記され、「経済見通しを考慮し、委員会はフェ

    デラル・ファンド(FF)金利誘導目標のレンジを0.25-0.5%で据え置く

    ことを決定した」と述べられています。また、「金融政策のスタンスは引き続き緩

    和的であり、それにより労働市場の状況の一層の改善とインフレ率の2%への回復

    を支えていく」とも記載されており、今後利上げのペースを一段と緩やかにする

    といった文言などは見られません。

    これらの内容からすると、3月の利上げの可能性も排除できず、今後の経済指標次

    第では実施することも考えられます。

    経済の先行きには慎重な姿勢を示してはいるものの、今後の利上げにブレイキをか

    けるものでもありません。

    この結果、株式市場ではこれまでのFOMCの政策スタンスに変化がないことをネ

    ガティブに捉え、売り物が膨らんだと思います。

    一方為替市場ではドル円が約3週間ぶりに一時119円台に乗せ、ユーロ円などの

    クロス円でも概ね円売りが加速しています。

    もっともこれは、これまで積み上げてきた円買いの「巻き戻し」の域を出ず、まだ

    ドルが元の位置に戻るかどうかは不透明です。

    ECBとFRBの金融会合が終わり、これでいよいよ明日の日銀の決定会合を待つ

    ことになります。

    個人的には昨日のFOMCで、足元の混乱を沈静化させるような文言を期待してい

    ましたが、特段の配慮もなかったことで、日銀には政策の自由度がやや増したよう

    に思えます。

    そのため、客観的には追加緩和はあり得るものの、個人的には見送られる可能性が

    高いと考えています。

    昨日の日経平均株価は400円を超える上昇でした。今日の株式市場もNYが大幅

    に下げてはいるものの、下落幅はそれほど大きくはないと予想します。

    ドル円も今月6日以来となる119円台を回復する場面もありました。

    冷静に見れば、為替と株価の動きは先週ほど悲観的ではありません。

    これらから、ここであえて追加緩和というカードを切る必要性は低下していると思

    われます。

    注目すべきは、明日の黒田総裁の記者会見での発言です。これまで通り、従来の文

    言の繰り返しに終始すると「失望感」から再びドル売りが進み、株価を押し下げる

    ことにもなりかねません。

    市場は依然として不透明で、先行きが見通せません。為替も株もボラティリティー

    が高止まりしていることから、安定するには時間が必要です。

    値幅はともかくとして、上げ下げのスピードは速いためポジションは少なめにし、

    慎重な対応が求められます。

    本日はユーロ圏の景況感とイギリスのGDPに注目が集まりそうです。

    ドル円の予想レンジは118円~119円程度といったところでしょうか。


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