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米雇用統計結果はまちまち 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は雇用統計受け、一旦ドルが売られる場面もあり、

    116円台前半まで下げたが、その後は反発。ただ、株価や

    原油価格が下落したことでドル売りが強まり、116円90銭

    前後で引ける。

  • ユーロドルも1.10台目前までユーロが売られたが、その後に

    買い戻しが入り、1.1250までユーロ高が進む場面も。

  • 株式市場は反落。テクノロジー株が大幅に下げダウは211ドル安。

    ナスダックも前日比3.4%下げ、4024ポイントで引ける。

  • 債券相場はまちまち。雇用統計では賃金が上昇していたことで、

    3月の利上げ観測がやや高まり2年債が上昇。一方10年債は買われ、

    長期金利は1.83%台まで低下。

  • 金は小幅に続伸し、原油は続落。


  • 1月失業率         → 4.9%

  • 1月非農業部門雇用者数   → 15.1万人

    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融会合における主な意見(1月28.29日分)

  • 日   1月景気ウォッチャー調査

  • 日   12月貿易収支

  • 日   12月国際収支

  • 独   独12月鉱工業生産

  • 米   1月労働市場情勢指数(LMCI)

  • 加   カナダ1月住宅着工件数

  • 加   カナダ1月建設許可件数

    1月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想の19万人に対して、15.1

    万人と大幅に下回ったものの、失業率は4.9%と、2008年のリーマンショ

    ック後最低を記録し、完全雇用に近い状況でした。さらに平均賃金は前月比+0

    .5%だったことで、市場の反応は上下に振れ、相場の方向性が掴みにくく、難

    しい展開でした。

    雇用者数は、12月分が速報値より下方修正され、11月分は上方修正されまし

    たが、直近3ヶ月平均では23万人程度の増加で、「それほど悪くない」という

    声が多かったような印象です。事実、雇用統計の内容全体を見渡すと、労働時間

    も伸びており、1月の雇用者数が減少したというだけでは「3月の利上げはない」

    とは決め付けられず、政策金利を敏感に反映する2年債は下落し、利回りは上昇

    しています。

    ドル円は発表直後に116円29銭までドル売りが進みましたが、その後は11

    7円台半ばまで買われる場面もありましたが、今回も115円という極めて重要

    な節目のトライななく、115-120円のレンジが維持されたと見られます。

    原油価格は依然として上値の重い展開ですが、昨日7日にはサウジアラビアの石

    油鉱物資源相がベネズエラのデルピノ石油・鉱物相と、石油市場を安定させるた

    めの協調手段について協議し、成果があったと語っています。(ブルームバーグ)

    ただ、その具体策については明らかにしていないようです。

    また、中国では「春節」を迎え、多くの人が海外に出かけるようです。

    ビザの発行件数からすると、今年は昨年よりも多くの旅行者が日本を訪れるとの

    見方もあります。これまで以上の「爆買い」があれば、日本株のサポート材料に

    なり期待も高まります。

    今週最も注目を集めるのが、10日からのイエレン議長の議会証言です。

    年明けからの原油安と中国景気への不安が、市場を混乱させています。

    これまでにも何人かの米地区連銀総裁は、世界景気が米国に与える影響を注視し

    なければならないとの認識を示してきました。

    イエレン議長がこれら一連の認識に歩調を合わせ、3月利上げに対して、その可

    能性に否定的な意見を述べるかどうかが注目されます。

    イエレン議長は昨年12月の利上げを決めた際には、米景気の持続性には確信を

    持てたといったコメントを残しました。それから約2ヵ月、原油安と中国景気の

    不透明感があったものの、米景気そのものにも暗雲がたち込めてきたことも事実

    です。これらに対して議長がどのような認識を示すのかがポイントになりますが、

    恐らく、米景気の先行きについては市場が予想するほど悲観的な見方は示さない

    と思います。

    同時に、米景気に与えるリスクについては注意深く見ていくといったコメントも

    加えることになろうかと予想します。

    仮に「利上げはしばらく棚上げ」といった内容になると、株式市場は好感します

    が、米金利が低下しドルが売られることになるかもしれません。

    本日は雇用統計後の余韻もあり神経質な展開が予想されます。

    レンジは116円30銭~117円50銭程度を予想します。


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