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ドル円115円台前半まで急落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は急落。株価の下落や原油価格の下落に円買いが強まり

    115円17銭近辺まで円高が進む。東京市場では117円台半ば

    までドルの買戻しが進んだが、リスク回避から安全通貨の円が全面高に。

  • 円高が進んだことでユーロも買われ、ユーロドルは1.1216

    あたりまで上昇したが勢いはなく、1.11台後半に押し戻される。

  • 株式市場は続落。ナスダック指数は一時3.5%下げたが、その後は

    下げ渋る。ダウは177ドル下げ、1万6000ドル台に。

  • 債券相場は大幅に続伸。株安、原油安を背景に買いが続き、長期金利は

    1.74%まで急低下。

  • ドルが売られたことで金は大幅続伸し、一時は1200ドル台に乗せる。

    原油価格はサウジとべネズエラの石油相会談で減産合意に至らなかった

    ことから29ドル台に続落。


  • 1月労働市場情勢指数(LMCI) → 0.4

    本日の注目イベント

  • 独   独12月貿易収支

  • 独   独12月経常収支

  • 英   英12月貿易収支

  • 米   オバマ大統領が予算教書を議会に提出


    ドル円はついに2014年11月以来の115円台前半まで下落して来ました。

    欧米の株価が急落し、NYダウは一時400ドルを超える下げを見せるなど、

    リスクオフが急速に高まり安全資産の債券が買われたことから長期金利が急低

    下し、為替では安全通貨の円が選好される流れです。円は主要通貨に対してほ

    ぼ全面高の様相です。

    2014年以来ドル円は115円台を割り込んではいません。

    それだけに、115円は極めて重要な水準であると、これまでも何度も述べて

    きましたが、どうやら115円割れを試しに行く環境が整ったようです。

    原油価格が再び30ドルの大台を割り込み、日米の株式市場では下げが止まり

    ません。米長期金利もほぼ1年ぶりに1.74%台まで低下して来ました。

    1月29日には日銀がマイナス金利導入を決め、121円70銭までドルが反

    発したものの、その効果も続かず、1週間も持たず115円台に入って来まし

    た。115円前後にはストップロスのドル売りや、オプション絡みのドル売り

    もあると予想されます。この水準を明確に割り込むと、スピード感を伴って、

    かなりの水準まで円が買われると考えられます。

    1月29日のマイナス金利導入前には、ドル円115円と日経平均株価1万5

    000円台が、追加緩和実施のレベルではないかとの見方がありました。

    しかし日銀も既に動いてしまった以上、仮にこの水準に達してもそう簡単には

    動けません。そうなると、この混乱を安定させるにはFRBが行動を起こすし

    かありません。

    明日のイエレン議長の議会証言がますます注目されます。

    議長は、3月利上げの可能性は維持しておきたいと思われますが、足元の混乱

    を考えると、株価のさらなる下落を止めるためにも、利上げを一旦棚上げす

    るといった内容のコメントが必要でしょう。そこまで明確ではないとしても、

    金利は当面低水準で推移するといった見通しが必要です。

    テクニカルを観ると、115円は心理的な節目ですが、週足の「雲の下限」が

    114円70銭辺りにあり、ここが重要なポイントになろうかと思います。

    もしここを割り込むようだと、週足の120日線がある112円73銭あたりま

    ではこれと言ったサポートは見当たりません。

    また、週足の「MACD」でも2012年末以来となる「マイナス圏」に入って

    います。ドルの下落傾向を示していると見られますが、明日からのイエレン議長

    の議会証言を控えて、ポジションメイクは難しいところです。

    本日の予想レンジは114円50銭~116円50銭といったところでしょうか。

    1日で2円以上も値幅がある中、レンジ予想そのものも難しい状況です。

    日経平均株価が500円を超える下げを見せるようだと、115円を試す動きも

    予想されます。


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