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ドル円111円を試した後反発 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は朝方、サービス業や住宅関連指標の悪化にドル売りが

    進み、111円04銭までドル安が進む。その後は株価が持ち直した

    ことや、原油価格の上昇にドルの買い戻しが強まり、112円台まで

    反発。

  • ユーロドルは1.10台半ばまで買われたものの、株価の上昇が

    強まると1.10を割り込むが、勢いはなく1.1010近辺で引ける。

  • 株式市場は反発。朝方は寄付きから売りが先行し、一時は

    260ドルを超える下落を見せたが、原油価格が上昇すると

    引け際にかけて急速に値を戻し、ダウは前日比53ドル高で引ける。

  • 債券相場は小幅に反落。サービス業PMIの悪化に買われたが、

    その後は伸び悩んだ。長期金利は1.74%台に上昇。

  • 金は続伸し1239ドル台に。原油はガソリン在庫減少が明らかになり

    反発。20日ぶりに32ドル台まで上昇。


  • 1月新築住宅販売件数 → 49.4万件


    本日の注目イベント

  • 独   独1月消費者物価指数(改定値)

  • 欧   ユーロ圏1月マネーサプライ

  • 欧   ユーロ圏1月消費者物価指数(改定値)

  • 英   英10-12月期GDP(改定値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   1月耐久財受注

  • 米   12月FHFA住宅価格指数

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

    ドル円はNY市場の朝方、111円04銭までドル売りが進み、今月11日に記録

    した110円99銭を試すような勢いでした。

    比較的好調と見られていた住宅市場で、1月の新築住宅販売件数が前月比、マイナ

    ス9.2%と、大幅に落ち込んだことや、最後の砦であったサービス業でも、マー

    クイットが発表した2月のPMIは節目の「50」を割り込み、「49.8」だっ

    たことで、NYダウが260ドルを超える下げを見せたことからドル売りが加速し

    たようです。

    ただこの日は、そこからドルが大きく反転して取引を終えています。

    原油価格が上昇に転じたことで、株価が急速に戻し、ダウの大引けはプラス53ド

    ルでした。ドル円も底値から1円以上も反発し、112円21銭までドルが買い戻

    されて来ました。この結果、111円近辺では「ダブルボトム」を形成し、テクニ

    カル的には目先の底値を確認したと言えます。

    ただそれでも年初から続いている相場の乱高下を考えると、このまま上昇に向うと

    は思えません。111円近辺が底堅いとは言え、ここは引き続き慎重に見ておくべ

    きでしょう。

    各市場を総合的に俯瞰してみると、やや景色が変わってきたことには気づきます。

    まだ確信を持てるほどの安定は見せてはいませんが、徐々に収斂に向っているよう

    にも感じます。先ずはNYダウです。

    昨年8月の「チャイナショック」の際には大きく売られ、1万5666ドルで引け

    ています。その後反転しましたが、今年2月11日には再び急落し、この時も1万

    5660ドルで取引を終えており前回暴落時の水準を維持しています。

    足元では1万6500ドルに近い水準ですから、こちらも「ダブルボトム」を形成

    できています。

    WTI原油価格も同様な動きです。

    「20ドルを試す」といった、原油の先安観は根強いものの、目を凝らして見ると、

    1月21日には26ドルまで売られ、その後反発したものの、2月12日には再び

    26ドル台まで売り込まれましたが、ここでも押し戻されています。その結果、原

    油価格も「ダブルボトム」を完成させています。

    そして上述のように、ドル円も111円前後で下げ止まっており、ドル円、原油、

    株式と、3市場では短期的な底打ちを見せているのが確認できていることがお分か

    りいただけるかと思います。

    ドル円については114円台まで戻せば、その可能性がさらに高まるとは思います

    が、まだ時間はかかりそうです。

    そうは言っても、3市場ともまだまだ不安定な状況は変わりません。

    まだ下値を試すことはあるかもしれませんが、売り込む水準には注意が必要です。

    NYで111円前後までドル安が進んだ後だけに、今日の東京市場では112円台

    の攻防かもしれません。

    日本株が思いの外上昇するようだと、112円台を固める動きも想定されますが、

    逆に株価が軟調だと、112円台前半が重くなることも考えられます。

    予想レンジは111円50銭~112円50銭程度を見ています。


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