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円、資源国通貨を中心に下落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 上値の重いドル円は欧州市場で112円23銭まで下落したが、

    NYでは原油高に反応し113円台を回復。資源国通貨が買われた

    ことで、カナダ円などが上昇しドル円を押し上げた。

  • ユーロドルは朝方1.09台半ばまで売られたが、そこから反発し

    1.10台半ばまで買い戻される。ECBの政策発表前に、ポジション

    調整もかなり進んだとの声も。

  • 株式市場は反発。原油が上昇したことからエネルギー株が

    買い戻された。ダウは36ドル高く、1万7000ドル台を1日で回復。

  • 株価の上昇に債券価格は反落。長期金利は再び1.87%台まで

    上昇。

  • 金は続落。原油価格はガソリン在庫が減少していたことから反発。

    引け値で38ドル台に乗せる。

    本日の注目イベント

  • 中   中国2月消費者物価指数

  • 中   中国2月生産者物価指数

  • 独   独1月貿易収支

  • 独   独1月経常収支

  • 欧   ECB金融政策発表

  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   2月財政収支


    相変わらず原油価格の動向に左右させられる展開です。

    昨日の夕方には一時112円23銭あたりまで売られたドル円は、今朝は

    1円ほど反発しており、原油価格の上昇がセンチメントを一変させていま

    す。

    WTI原油価格は週間在庫統計でガソリン在庫が453万バレル減少した

    ことを好感し、先物が大幅に反発。前日比4.9%高い、38ドル29セ

    ントで取引を終えています。この水準は3カ月ぶりの水準で、エネルギー

    関連株の上昇につながり、これが市場全体の雰囲気を好転させました。

    長期金利も上昇し、ドル円は113円45銭近辺まで買い戻されています。

    また昨日は、資源国通貨が買い戻され、カナダ円や豪ドル円などのクロス

    円が上昇し、これもドル円を押し上げたと見られます。

    そのため、円は前日と打って変わって、ほぼ全面安の展開でした。

    110-115円のレンジ相場に入っている中、今週はさらにレンジが狭

    められ、112-114円程度の取引が続いています。

    ただし本日はECBの政策発表があるため、上記レンジに収まるかどうか

    は不透明です。ECBの政策発表は21時45分に行われ、その後ドラギ

    総裁の記者会見が予定さてれています。ドラギ総裁は昨年12月から政策

    変更の見直しが必要だと繰り返し述べてきました。

    さすがに今回は「ゼロ回答」はないと思いますが、注目はその変更内容で

    す。現在マイナス0.3%の中銀預金金利をさらにマイナス幅を拡大させ

    ることや、市場からの債券購入額の増額などが見込まれています。

    一方では、ECB内部でもさらなる量的緩和に反対の立場を取る、ドイツ

    連銀やオランダ中銀などを説得する必要もあり、「それ程大胆な政策は取

    りにくい」といった見方もあります。先月26日に上海で行われた「G2

    0]でも、金融政策で自国通貨安に誘導することへの批判的な議論もあり

    ました。

    ここはドラギ総裁がユーロ圏の景気回復とインフレ率を押上げることに専

    念できるか、注目されます。

    本日のECBの政策変更は来週に予定されている日銀とFRBの政策にも

    影響を与える可能性があります。

    ブル-ムバーグは「FOMCは後出しジャンケンへ」という見出しで、E

    CBと日銀の結果次第でFOMCでの金融政策も左右されるとの記事を掲

    載しています。

    先週末の雇用統計に見られたように、米労働市場は依然として拡大基調に

    あります。

    しかし、ドル高の影響から米国の輸出は減少傾向が続いており、ECBと

    日銀の政策変更がドル高につながるようなら「利上げを見送る」との観測

    も、それなりに説得力を持っているように思います。

    まずはトップバッターのECBの動きに注目したいと思います。

    本日のドル円は112円50銭~114円程度と、ややワイドに予想して

    います。


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