FC2ブログ

日米金融政策を見極める展開か 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は株高と金利の上昇を背景に底堅く推移したものの

    114円には届かず、依然として上値の重い展開が続く。

  • ユーロドルも堅調に推移。1.11台後半まで買われ、ECBの

    追加緩和の影響を見極める展開。ユーロ円は約3週間ぶりに127円台に。

  • 原油価格が堅調なことから、株価は続伸し、ダウは218ドル高と

    今年の最高値に迫り、S&P500は最高値を更新。

  • 原油高、株高に債券相場は軟調に推移。長期金利は1.98%台まで

    上昇し、3週連続で下落する。

  • 金は反落。原油は66セント上昇し、38ドル台半ばに。


    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏1月鉱工業生産


    原油価格が安定し、これを好感してNY株が続伸しS&P500指数は、つ

    いに今年の最高値を更新して来ました。

    年初から大きく売られた株価が戻ってきたなかで、年初の水準を確保できて

    いないのがドルと金利です。ドル円は120円からは大きく円高方向で推移

    しており、ユーロドルも円ほどではないにしろ、ユーロ高に振れています。

    ドルが年初の水準に届いていないのは、米国の利上げ観測が後退しているこ

    とが最大の原因です。今年は4回利上げが見込まれていたものが、足元の金

    利先物から推計すると1回程度ということになり、これがドルの上値を重く

    しているためです。今週後半には今年2回目のFOMCが開催され、ここで

    利上げがあるのかないのかが注目されますが、大方の見方は「利上げ見送り」

    に傾いています。

    米国では依然として労働市場は拡大しており、2月の雇用統計でも雇用者数

    は予想を上回っていました。またインフレ率も、1月のPCEコアデフレー

    ターは1.7%と、FRBの目指す2%には届いていないものの、じりじり

    と上昇傾向にあります。この2つを見る限り「利上げ」も視野に入りますが、

    問題はそれ以外の経済指標が冴えないことで、今回の利上げは見送られると

    の観測が高まっています。個人的にはそれ以外にも、原油、中国といった不

    安定要素がまだ払拭できないことが、もうひとつの大きな理由かと考えてい

    ます。

    上で述べたように、原油価格と株価は一時ほどの混乱を見せてはいませんが、

    ここはまだ「小康状態」と思われます。

    米長期金利は年初には2.2%台で推移していました。

    WTI原油価格が26ドル台を記録した2月11日には、1.65%台まで

    金利は急低下しました。これは米国債が世界で最も安全な資産の一つである

    ということと、流動性が高くいつでも売ったり、

    買ったりできることも、選好される理由の一つです。

    また、ECBや日銀など幾つかの国でマイナス金利を導入していることも影

    響しています。

    自国の中央銀行に資金を預けたら金利を払わなければならないだけではなく、

    リスクをとらずに金利を得る手段がなくなっている状況です。

    そのため、低金利とは言え、金利のつく米国債に資金が向うのは自然なこと

    です。

    市場が落ち着きを取り戻し、投資家がリスクを取れるようになれば、さらに

    株価が上昇し、債券が売られ金利が上昇することになりますが、それにはま

    だ時間が必要です。

    少なくとも原油価格が40ドル台を回復する必要があり、50ドル台まで反

    発するようなら米長期金利も2%台中頃まで上昇している可能性があります。

    今週は、上記FOMCの前に日銀の金融政策決定会合もあります。

    先週のECB同様、これらの会合結果を受けて市場が混乱するのは必至でし

    ょう。

    ドル円では110-115円のレンジが、どちらに抜けるのかを見極めるこ

    とになります。

    本日のドル円は113円~114円30銭程度を予想します。


    スポンサーサイト

  • コメント

    コメントの投稿















    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/1974-62e75d42

    このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
    断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。