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原油価格42ドル台に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 原油高、株高を背景にドル円は上昇し、108円台後半まで
    買われた。長期金利も上昇しリスクオンの流れが強まったものの、
    上値は重く、109円台に乗せられるかどうか注目される。

  • ドルが買い戻されたことでユーロは売られる。1.13台半ば
    まで下げたものの、依然としてレンジ内で推移。

  • 株式市場は大幅に反発。企業決算は振るわなかったものの、
    原油価格が42ドル台まで上昇したことで、エネルギー株が上昇を
    牽引。ダウは164ドル高で取引を終える。

  • 債券相場は3日続落。原油価格が4ヶ月ぶりの高値を付けた
    ことや、株価が大幅高だったことから売られる。長期金利は1.77
    %台まで上昇。

  • 金は4日続伸。原油価格はサウジとロシアが産油量据え置きで
    合意との観測から大幅高。引け値は4カ月ぶりとなる42ドル17セント。

  • 3月財政収支 →  -1080億ドル

本日の注目イベント

  • 日   黒田日銀総裁、コロンビア大学で講演
  • 中   中国3月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏2月鉱工業生産 
  • 米   3月小売売上高
  • 米   3月生産者物価指数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米    企業決算 → JPモルガン、サンディスク

原油価格の上昇が引き金となり、NYでは株価が大幅に上昇し、長期金利も上昇。
久しぶりのリスクオンということから、ドル円は続伸し、108円台後半まで買わ
れました。それでも109円台には乗せられず、まだ上値が重い展開は変わりませ
ん。今日の東京市場でも株価は上昇すると見られ、その際ドルがどこまで買われる
のかが注目されます。

ブルームバーグによると、ロシア大統領府のペスコフ報道官がドーハ会合について、
イランの姿勢にかかわらず、合意が成立する「希望はある」と述べたことで、サウ
ジとロシアとの合意が近いとの観測が広がり、原油価格の上昇につながっています。

WTI原油価格はこの報道に続伸し、一時は42ドル25セントまで買われ、昨年
11月末以来の水準を回復しました。
原油価格の上昇はエネルギー株の上昇につながり、NY株式市場ではエネルギーセ
クターが商いを伴って買われ、これが相場全体のセンチメントを好転させました。
NYダウは164ドル上昇し、年初来高値を更新。
昨年2月に記録した史上最高値にもあと、500ドルほどに迫って来ました。

ドル円は108円台後半まで上昇しましたが、これは「1時間足」の120時間線に
抑えられた格好です。まだ上値の重い展開は変わっていないと思われます。
目先はNYでの高値の108円80銭辺りを抜けるかどうかと、さらに109円台に
乗せたら、109円35-50銭あたりにある、4時間足の「雲の下限」が意識され
ます。

それでも、105円割れのリスクはやや後退してきました。
上で述べたように、原油価格が安定すれば株価には好影響となり、ドルにとっても
安定材料になります。
また、テクニカルでは8時間足までの短いチャートでは「MACD」がゴールデンク
ロスを見せており、短期的にはドルの上昇を示唆しています。ここは、ドルの戻りを
売るスタンスを維持しながらも、慎重に臨むべきでしょう。

IMFは12日、2016年の世界経済の見通しを発表し、成長率を今年1月時点の
3.4%から3.2%に下方修正しました。
新興国の景気減速が世界的な貿易や投資の鈍化につながり、日本についても、消費
税を引き上げれば2017年はマイナス0.1%の成長になると指摘しています。
IMFのこの見通しも、今後の消費税増税延期の議論に一石を投じることにもなると
思います。

本日は日経平均株価がどこまで買われるのかに注目しています。

200円程度であれば109円に届くかどうかといったところでしょうが、300
~500円も上昇するようだと、上記109円台のレジスタンスを試しに行く可能
性も考えられます。株式市場でも、ドル円と同じように、「戻りを売りたい」との
姿勢が優勢と見られ、このスタンスが変わるには、日銀と政府の政策出動が不可欠
かと思います。

予想レンジは108.20円~109.40円程度と見ています。
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