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FOMC政策変更なし 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • FOMCでは想定通り利上げは見送られ、今後も

    ペースは緩やかになることが改めて確認された。

    ドル円は株高、原油高に反応し、111円76銭まで

    上昇。

  • ユーロドルはもみ合いながらも1.13台に乗せる。

    1.1363まで買われ、対円でも上昇。

  • FOMCで利上げペースが緩やかになるとの内容から

    株式市場は続伸。ダウは51ドル上昇し、再び1万8000ドル

    の大台に乗せる。

  • 債券相場は緩やかな利上げペースになるとの文言を好感し

    8日ぶりに反発。長期金利は1.85%台まで低下。

  • 金は続伸し1250ドル台に。原油は需給関係が改善するとの

    見方が引き続き買い戻しにつながり大幅続伸。引け値では

    昨年11月以来となる45ドル台に乗せる。


  • 3月中古住宅販売成約指数 → +1.4%

    本日の注目イベント

  • 日   3月消費者物価指数

  • 日   3月鉱工業生産

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 独   独4月雇用統計

  • 独   独4月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏4月景況感指数

  • 欧   ユーロ圏4月消費者信頼感(確報値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   1-3月GDP(速報値)


    今朝方発表されたFOMC声明文では想定通り政策変更はなく、注目された

    6月利上げの可能性は残されました。

    声明文では引き続き利上げのペースは緩やかになると記され、これが株価と

    債券価格の上昇につながり、原油高の追い風もあり、ドル円は111円台後

    半まで上昇しました。

    声明文では「世界の経済・金融情勢が引き続きリスクをもたらしている」と

    いう文言が削除され、その動向を「注視していく」という文言に変更されて

    います。その意味では6月利上げの可能性は残しており、やや「タカ派的」

    だったとも言えなくはありません。

    また労働市場については「雇用の力強い伸びを含む最近の一連の指標は、労

    働市場の力強さが増していることを示している」と表現されています。

    さらに声明文は「経済活動の拡大は減速したように見えるものの、労働市場

    の状況は一段と改善した」と記述され、「家計支出の伸びは鈍化したが、家

    計の実質所得は堅調なペースで増加し、消費者信頼感も引き続き高い水準に

    ある」と述べられています。(ブルームバーグ)

    NY株式市場はこの内容を好感し上昇、ダウは再び1万8000ドルの大台

    を回復し、さらに債券市場でも好感され、このところ7日連続で売り込まれ

    ていた10年債も、ようやく下落に歯止めがかかっています。

    ドル円は111円76銭まで買われ、これは直近高値をつけた先週末から今

    週始めの水準に並んだ格好です。

    とすると、この水準を上抜けし112円台に乗せることができるかどうかは、

    まさに今日の日銀会合次第ということなります。

    仮に日銀が動かないとすれば、111円80銭近辺が当面「ドルの天井」に

    なる可能性が高いことになり、再び円が買われ易い状況になるかもしれませ

    ん。一方、もし「ちゅうちょなく」決断するようならドル円の上値がどこま

    であるのかを探る展開が予想されます。

    今回の日銀政策決定会合はこれまでになく注目度が高く、緩和期待も盛り上

    がっています。日経クイック社が、株式・債券・為替関係者に緊急のアンケ

    ートを行ったところ、199名のうち59%にあたる人が「追加緩和あり」

    と回答しています。その中でも特に、株式と為替では6割以上の人が「あり」

    と答えているとの結果が、今朝手元に届いています。

    金融決定会合の結果は終了次第直ちに発表されることになっていますが、早

    ければ11時半前後には発表があるかもしれません。

    発表時間が遅れれば遅れるほど、「議論が紛糾している」と想定され、「緩

    和実施」の可能性が高まる傾向があり、1月のマイナス金利導入を決めた際

    もそうでした。緩和が実施されるとの観測は高まっていますが、5月18日

    には日本の1-3月期GDP速報値が発表されるため、この内容を確認して

    から6月の会合で動くのではないかとの見方もあります。

    どちらにしても、この結果を巡っては相場が大きく上下することになります。

    予想レンジは110円50銭~112円80銭程度とワイドになります。


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