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ドル円再び110円台まで上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 住宅関連指標が良好だったことや、株高、金利高を材料に
    ドル円は再び110円台を回復。110円13銭まで買われ
    ほぼこの日の高値圏で引ける。

  • 利上げ観測の高まりからドル買いユーロ売りが優勢に。
    ユーロドルは1.1133まで下落し、約2カ月ぶりの安値を
    記録。

  • 新築住宅販売の急増で株式市場は景気に対する楽観的な
    見方が広がり急反発。ダウは213ドル上昇し、主要指数も
    揃って反発。

  • 債券は利上げ観測の高まりから反落。長期金利は1.86%台
    まで上昇。

  • ドル高が進んだことから金は大幅に売られ1229ドル台に。
    原油は反発し48ドル台半ばに。

  • 4月新築住宅販売件数        → 61.9万件

  • 5月リッチモンド連銀製造業指数   → -1

本日の注目イベント

  • 独   独5月IFO景況指数
  • 米   3月FHFA住宅価格指数
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 加   カナダ中銀政策金利発表

4月の新築住宅販売件数は61.9万件で、先月の53.1万件から急増。
約8年ぶりの高水準でした。高級物件を取り扱う米トール・ブラザーズの
株価は3年ぶりに大幅高を演じるなど、住宅関連銘柄が大きく買われました。
NYダウは200ドルを超える上昇をみせ、このところ高まったいる利上げ
観測を背景に売り込まれていた株式市場が久しぶりに盛況でした。利上げ観
測の高まりは、株価にとっては重石となりますが、この日は米景気の先行き
対する楽観的な見方が広がったことで、株高ドル高が同時に進行しました。

ドル円は109円台半ばから切り返し、110円13銭まで買われました。
昨日は動きの鈍いユーロドルでもユーロ安ドル高が進み、ユーロドルも
1.11台前半まで下落したことが特徴的でした。6月利上げがかなり確実
視されてきた証左だろうと思います。

連日FOMCメンバーによる、6月利上げを正当化する発言が続いていますが、
この日もフィラデルフィア連銀のハーカー総裁が、「年内2~3回の利上げは
適切」との発言を行っています。昨日も述べたように、あとは「本命」である
イエレン議長の発言待ちです。
FRBとしても、中国や原油安など、外部環境のリスクが後退している今、
確実に利上げを行っておきたいとの考えもあろうかと思います。
6月利上げの可能性は相当高まったと思われ、あとは市場がどの程度織り込ん
でいくのかを見極めたいと思います。

ドル円はNYでは110円台を回復してきましたが、果たして東京市場で
110円台を維持できるのかどうかです。東京時間では輸出企業のドル売り
予約が持ち込まれる傾向があることは、前回の110円台での攻防で確認
済みです。本日も110円台では引き続きドル売り意欲はそれなりにあるもの
と思われ、110円台半ばを超えるのは東京時間では難しいのではないかと
予想しています。あるとすれば、やはり海外市場ということになるでしょう。

米国の株高を受けて、日本株がどこまで上昇できるのかも見ながら、本日の
レンジは109円50銭~110円50銭程度を予想します。
ブルームバーグは、安倍首相は来年4月の消費増税を先送りする方向で、
6月1日の今国会期末後にも表明すると伝えています。
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