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米長期金利過去最低を更新 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京市場の朝方に103円台前半で推移していたドル円は徐々に下落。

    米長期金利が過去最低を記録するなど、ドル売り材料に反応し102円台

    半ばで越週。

  • ユーロドルは小幅に上昇。ドルが売られたことで、1.1170まで

    ユーロ高が進む。

  • 株式市場は小幅ながら4日続伸。ダウは一時72ドル上昇したが、

    引け値では19ドル高と上げ幅を縮小したものの、週間の上昇幅は今年最大。

  • 引き続き米国債に資金が流入し、10年債と30年債は過去最低

    利回りを記録。10年債は一時1.37%台まで金利が低下したが、

    1.44%で取引を終える。

  • 金は反発し1339ドル台に。原油も小幅に反発。


  • 6月ISM製造業景況指数 → 53.2


    本日の注目イベント

  • 豪   豪5月住宅建設許可

  • 欧   ユーロ圏5月生産者物価指数

  • 米 NY休場(独立記念日)


    イギリスのEUからの離脱で混乱した市場は徐々に落ち着きを取り戻し、ドル円も

    下値を切り上げ、先週金曜日には103円43銭近辺までドルが買い戻されました

    が、ここからの上値は重く、現在は102円台半ば近辺で推移しています。

    米株高がリスクオフを後退させ、安全通貨の円を売り戻す動きも見られますが、今

    週は重要指標が多くありその結果次第では再び、リスクオフが強まり、円が買われ

    る展開があるかもしれません。100-105円のレンジ形成を強めるのか、ある

    いは再び100円割れを試しに行くのかの岐路に差し掛かっています。

    先週末のNYダウは結局19ドル高で引け、月曜日以外は連日上昇し、イギリスの

    EU離脱で860ドル程下げた分の9割がたは埋めたことになり、米国株の力強さ

    を見せられた気もします。背景には、労働市場での変化の兆しと、イギリス発の混

    乱で、今月のFOMCでは利上げが見送られる可能性が高まって来たことが挙げら

    れます。金利先物が示す利上げの確率は9月もほとんどなく、「年内はせいぜい1

    回」の確率が高まって来ました。

    利上げ観測の後退はドル売りを喚起させ、ドルの上値を重くしています。

    今週末に発表される6月の雇用統計が元のように20万人前後まで戻れば、再び利

    上げ観測の高まりも予想されますが、反対に先月のように予想外に低水準だと、

    「米労働市場のピークは過ぎた」といった見方が広がり、FRBの金融政策にも大

    きな影響を与えます。

    一部には「利上げどころか、利下げが必要」といった極端な意見もあるようです。

    その意味でも、今回の雇用統計は米労働市場の趨勢を見る上で重要だと言えます。

    それでも多くのFOMCメンバーは「緩やかな利上げが望ましい」との考えは維持

    しています。

    先週末にはフィッシャーFRB副議長がテレビ番組で、米経済指標は改善している

    との認識を示していました。FRBとしても、政策金利の水準をある程度上方に持

    って行き、政策変更の余地を確保したいとの考えがあり、それを阻んでいるのが、

    中国不安や、先のイギリス発の混乱など、外部環境が影響している面が大きいと

    考えられます。

    今月下旬に行われる日米の金融会合では、米国はほぼ見送られると見られ、焦点は

    日銀の動きです。仮に、先月と同じように政策変更据え置きが決められるようだと、

    それだけで円買いドル売りが強まり、株価の下落と相まって、再び100円割れを

    試すことにもなりかねません。現時点では追加緩和観測はあるものの、それほど高

    まってはいない状況です。

    ただ、ドル円が100円以下で、日経平均株価が再び1万5000円割れを試す展開

    になると、緩和観測は急速に高まってくると予想しています。

    本日はNY市場が独立記念日のため休場です。

    特に大きなニュースがない限り102円台での静かな動きになろうかと思います。

    レンジは102円20銭~103円程度を予想します。


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