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FOMC議事録ドルを下押し 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京タイムに101円台前半まで上昇したドル円は、FOMC

    議事録の内容に反応して100円割れ目前まで反落。連日値幅の大きい

    展開が続く。

  • ユーロドルは1.13台では上値が重いものの、明確な方向性は

    見られず。

  • 株式市場はFOMC議事録で、9月利上げの可能性がやや後退した

    ことから3主要指数とも揃って反発。ダウは21ドル高と小幅に上昇。

  • 債券相場も反発。FOMC議事録で早期利上げを巡り意見が分かれて

    いたことから買いが優勢に。長期金利は1.54%台と若干低下。

  • 金は反落。原油価格は、原油・ガソリンの減少が報告され5日続伸。


    本日の注目イベント

  • 豪   豪7月雇用統計

  • 日   7月貿易収支

  • 欧   ECB議事要旨

  • 英   英7月小売売上高

  • 欧   ユーロ圏5月消費者物価指数(確定値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   8月フィラデルフィア連銀景況指数 

  • 米   7月景気先行指標総合指数

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁記者会見

  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演


    前日99円台半ばまで売られたドル円は、昨日の東京タイム夕方には101円17

    銭近辺まで反発し、100円以下では底堅いかと思われたが、昨日のNYでは再び

    100円割れを試すような動きになっています。「利上げの時期を巡る思惑」が相

    場を主導しており、現時点ではどちらにも決定打が不足しており、まだ明確なト

    レンドは見い出せない状況です。個人的には9月利上げは難しいとの印象を持って

    います。

    101円台まで上昇したドル円を再び押し戻したのは公表されたFOMC議事録の

    内容でした。議事録では「幾人かは、インフレが当局の現在の予想よりも早いペー

    スで上昇した場合でも、当局には反応する十分な時間がある可能性が高いことを示

    唆したほか、インフレ率が継続的に2%に近づきつつあるとの確信を強められるま

    でフェデラルファンド(FF)金利の追加引き上げを遅らせるのが望ましいとの考

    えを示した」と記されていました。

    前日FOMCの重要メンバーの一人であるダドリーNY連銀総裁が、「9月利上げ

    もあり得る」とFOXテレビのインタビューに答え、利上げ観測が盛り上がったば

    かりだったところに冷や水を浴びせられた格好となり、ドル円を押し下げたもので

    す。また一方では「他の一部参加者は、最近の経済情勢について、労働市場の環境

    が最大限の雇用確保と整合するか、もしくはそれに近い状態を示していると評価し

    たほか、金融政策緩和の段階的な解除をさらに進めた場合でも委員会のインフレ目

    標達成に向けた最近の進展が今後も続くと予想した」とも記され、(ブルームバー

    グ)7月26-27日に開催されたFOMCでは早期利上げが必要かどうか、意見

    が分かれたことが明らかになっています。

    昨日のFOMC議事録で明らかになったように、9月利上げだけではなく、年内利

    上げについてもまだ多くのメンバーが確信を持てていないようです。

    確かに住宅市場はまずまずの水準を見せてはいますが、製造業全体をみると、再び

    鈍化傾向を見せています。

    鍵は、やはり9月2日に発表される8月の雇用統計が握っていると考えられます。

    2カ月連続で25万人を超えた非農業部門雇用者数が「3カ月連続」を示すようだ

    と、当局者も自信を深め、アトランタ連銀総裁が指摘したように、「最低でも年1

    回の利上げ」はありそうです。

    ドル円はこれまでに3度100円割れを示現しましたが、全て反発しており「10

    0円割れは底堅い」との印象があります。

    振り返って見れば、2011年の75円台から昨年6月の125円台までの「半値

    戻し」が概ね100円です。ここからも100円が単に三桁を維持できるのか、あ

    るいは二桁の相場定着するのかというだけではなく、テクニカル上でも重要なレベ

    ルであることが理解できます。

    さらに言えば長い「月足チャート」でも、重要な「120カ月線」が100円前後

    に位置し、2カ月連続でドルの下落をサポートしています。

    言い換えれば、このレベルを明確に下抜けするようだとドル円はさらに下落する可

    能性が高いと思われます。

    本日のレンジは99円00銭~100円30銭程度を予想し、下方リスクの方がや

    や高いと思われます。


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