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ドル円窓を開けて始まる 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル円は100円台前半で小動き。長期金利は上昇したものの、
    相場への影響は限られ値幅は35銭ほど。

  • ユーロドルも1.13台でもみ合い。

  • 株式市場は揃って反落。サンフランシスコ連銀総裁の発言に
    売りが優勢の展開となり、ダウは45ドル下落。

  • 債券相場も反落。サンフランシスコ連銀総裁が「利上げは
    早いほうがよい」と発言したことが影響。長期金利は1.57%台
    まで上昇。

  • 金は反落。原油価格は小幅ながら7営業日続伸。

本日の注目イベント

  • 加   カナダ6月卸売売上高

「より早期の利上げ開始が一段と円滑で緩やかな正常化プロセスを可能にするだろう」、
サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は18日の講演で、こう述べました。同総裁は
もともと利上げには前向きな発言を行っており、「国内経済が力強く、勢いもあることから、
できれば割合早い時期に緩やかな利上げペースに戻ることが理にかなう」(ブルームバ
ーグ)とも述べています。

この発言が伝わり株価は下落し、債券も売られ金利が上昇しています。ドル円は100円
台前半で動かず、為替への影響は限られていたようですが、一方で為替市場では早期の
利上げに対して懐疑的な見方が優勢だとも言えます。何人かの地区連銀総裁は利上げに
前向きですが、先週公開されたFOMC議事録では、全体としては利上げを急いでいる印
象はなく、メンバーの中でも意見が分かれていることが判明しています。

また昨日はFRBのフィッシャー副議長も講演で、米経済が既に金融当局の掲げる目標の
達成に近づいており、成長が今後勢いを増すだろうと述べ、2016年中の1回の利上げが
依然検討されていることを示唆しました。今週末にはイエレン議長がジャクソンホールで講
演を行う予定ですが、これでますますイエレン議長の講演内容が注目されることになります。

このところあれほど動いていたドル円が膠着状態を強めているのも、利上げのタイミングを
巡る不透明さがあるからです。9月のFOMCでの利上げの可能性は低いと思われますが、
年内の利上げの可能性は地区連銀総裁の発言からすると十分にあり得ます。
しかも、9月2日に発表される8月の雇用統計の結果次第では、9月の利上げの可能性も
急速に高まることもないとは言えません。為替はそれまでは方向感が出ないと思われ、
もみ合いが続くと予想されます。

ドル円は結局99円台半ばから100円台半ばで推移し、「100円の攻防」という展開です。
そんな中、「1時間足」のチャートでは今朝方既に「雲」を上抜けしています。
今朝のドル円は早朝に100円90銭台を付け、先週末のNY市場の引け値からは「窓」が
開いています。20日付の産経新聞が黒田総裁のインタビュー記事を掲載し、その中で同
総裁が「ちゅうちょなく、追加緩和措置を講じる可能性は十分ある」と述べたことが影響して
いると思われます。短期的に見れば、ドル円は上抜けしたとも考えられますが、まだ結論が
出せる程の動きではありません。予想レンジは99円70銭~101円程度と見ます。
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