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ドル円2週間ぶりに110円台を回復 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は堅調に推移し、約2週間ぶりに110円台を回復。

    ADP雇用者数が上振れし、GDP改定値も事前予想を上回った

    ことから一時110円44銭までドル高が進行。

  • ドルが買われたことでユーロドルは反落。経済指標が良好だった

    ことに加え、1.20台を達成したことで、利益確定のユーロ売りも散見され、

    1.1880まで下落。

  • 株式市場は4日続伸。GDPの上振れで景気に対する楽観的な

    見方が広がり、テクノロジー株などが上昇。ナスダック指数は

    66ポイントの上昇。

  • 債券相場は反落。景気に対する強気の見方や利上げ観測がやや

    強まったことが背景。長期金利は2.13%台と、小幅に上昇。

  • 金は4日ぶりに反落し、原油価格は続落。

  • 8月ADP雇用者数     →  23.7万人

  • 4-6月GDP(改定値)  →  +3.0%

    本日の注目イベント

  • 日   7月鉱工業生産

  • 中   中国 8月製造業PMI(速報値)

  • 中   中国 8月非製造業PMI(速報値)

  • 独   独7月小売売上高

  • 独   独8月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏8月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏7月失業率

  • 米   7月個人所得

  • 米   7月個人支出

  • 米   7月PCEコアデフレータ

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   8月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   7月中古住宅販売成約指数

  • 加   カナダ4-6月期GDP                                   

    昨日のこの欄で、周りを見たらかなりのドル売り材料があるにもかかわらず、

    108円台を割り込まないドル円は、もしかしたら緩やかに上昇するのでは

    ないかと書きました。特別に根拠があるわけではなかったものの、北朝鮮の

    度重なる挑発行為やハリケーン「ハービー」による甚大な被害。さらには債

    務上限問題もあり、ドル円との相関関係が極めて強い米長期金利も2.08

    %台まで低下し、ドル下落を示唆している。そんな状況のなかでも、月曜日

    の欧州市場では108円27銭までドル安が進んだものの、108円を割り

    込まなかったばかりか、昨日は約2週間ぶりに110円台半ばまで反発しま

    した。

    先週まであれほど重かった110円をあっさり超えたことで、『日足』のM

    ACDではゴールデンクロスさえ点灯しています。

    このまま7月下旬に記録した112円台まで直ぐに上昇するとも思えません

    が、108円割れを意識していた市場関係者に「108円台前半は思ったよ

    り底堅い」という印象を与えたことは間違いないでしょう。

    108円台前半を記録してからわずか2日で2円以上値を戻したことになり

    ます。

    8月のADP雇用者数は市場予想の18.5万人を大きく上回る、23.7

    万人でした。さらに7月分も速報値の17.8万人から20.1万人に上方

    修正され、俄然、明日の雇用統計本番にも期待が膨らみます。

    ADP雇用者数は今年の1月には26.1万人で、その後減少傾向が続いて

    いましたが、ここ直近3カ月平均では21万人程度と極めて安定しています。

    ただ、これで明日の雇用統計でも非農業部門雇用者数が上振れするというこ

    とではありませんので、念のため。

    もちろん同じような傾向を示し、予想を上回ることもあり得ますが、基本的

    には連動しないことは過去の数字を見れば明らかです。

    4-6月期GDP改定値も予想を上回り、米景気の先行きには楽観的な見方

    が広がっています。

    あとは、北朝鮮との問題と、トランプ政権に政権運営ならびに減税など、政

    策実施の見通しがどの程度見込めるのかという点です。

    この辺りがドル円の上値を抑える最大の理由になっていますが、ここはこの

    先しばらく様子を見るしかありません。

    本日はドル円が110円台を回復したことで日本株も続伸しそうです。

    その際に、昨日のNY市場の高値である110円40-50銭レベルを上抜



    出来るのか、またドルが売られた場合でも110円台を維持できるのかどう

    かが焦点です。本日は109円80銭~110円80銭程度を予想していま

    す。本日は中国のPMIを始め、NY市場まで多くの経済指標が発表されま

    す。結果次第では上記レンジに収まらない場合も想定されますので注意して

    ください。


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