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北朝鮮またミサイル発射 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は続伸し、わずかながら111円台に乗せる。

    8月のCPIが予想を超えていたため利上げ観測が高まり

    111円05銭まで買われたがその後、北朝鮮リスクが意識され

    110円台前半まで反落。

  • ユーロドルは反発。1.1923まで上昇したものの、徐々に

    上値が重くなる展開。

  • 株式市場は強弱まちまち。エネルギー株が上昇し、ダウは

    連日で最高値を更新したものの、ナスダックは反落。ダウは初の

    2万2200ドル台乗せに成功。

  • 債券相場は小幅に反発。長期金利は2.18%台と、前日と

    ほぼ変わらず。

  • 金は反発、原油価格は石油需要逼迫との報告から続伸。

    一時は4カ月ぶりに50ドル台に乗せる。


  •  8月消費者物価指数    →  +0.4%

  •  新規失業保険申請件数  →  28.4万件

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏7月貿易収支

  • 米  9月NY連銀製造業景気指数

  • 米   8月小売売上高

  • 米   8月鉱工業生産

  • 米   8月設備稼働率

  • 米   9月ミシガン大学消費者マインド(速報値)                                   

    このコメントの書いている最中に、北朝鮮がミサイルを発射し、ドル円は

    110円台前半から一気に109円56銭前後まで売られました。

    堅調な動きを見せていたドル円は、昨日のNY市場では8月の消費者物価

    指数(CPI)が+0.4%と予想を上回り、前年同月比でも+1.9%

    と、FRBがメドとしている2%に近付いたことから利上げ観測が高まり

    ました。ドル円はその直後に111円05銭まで上昇し、8月16日以来、

    約1カ月ぶりのドル高水準をつけましたが、「北朝鮮がミサイル発射の準

    備を行っている」との情報に、110円台前半まで押し戻されていました。

    「48時間以内に北朝鮮がミサイルを発射する可能性がある」とした報道

    は、結果的に正しかったわけですが、北朝鮮リスクは今後も継続し、そう

    簡単には収まらないと、この欄でも指摘してきましたが、まさに現実とな

    っています。国連安保理で同国に対する経済制裁が採決され、制裁の内容

    をやや軽くしたことで北朝鮮もおとなしくなるのではとも見られていまし

    たが、やはりそう簡単ではありませんでした。

    安保理での制裁決議が採決された際にトランプ大統領は「これは非常に

    小さな一歩にすぎないとわれわれは考える」と発言しました。中国、ロシ

    アからに支持を得るために制裁内容を軽くしたトランプ氏ですが、これで

    挑発行為をやめる相手ではありません。さらに北朝鮮に対する米国独自の

    制裁を強めるのか、トランプ氏の動向が注目されます。

    ちょうど1週間前に、北朝鮮が核実験を実施したことで107円13銭ま

    で円高が進みましたが、それからドルは順調に買い戻され、111円台ま

    で約4円も円安が進みました。

    昨日、111円に乗せたところで戻りの天井を付け反落したのは、もちろ

    ん北朝鮮のミサイル・リスクでしたが、「日足」の雲の入り口と、「12

    0日線」がここにあり、上昇を抑えたとも言えます。

    為替をある程度経験したことのある人であれば、110円台から上ではド

    ルショートのポジションを作って、売り上がっていたことが容易に想像で

    きます。今朝はそのショートポジションを閉じているところでしょう。

    本日は今朝のミサイル発射で、好調だった日経平均株価も軟調な動きにな

    るでしょう。そのため短期的には再び上値の重い展開に戻ったと見られま

    す。ドルがどのような方向性を見せるのかは、今夜のNY時間でホワイト

    ハウスからどのようなコメントが出されるのかによります。

    また今夜は重要な経済指標も多く発表されることもあり、値動きが大きく

    なり、乱高下することも予想されます。

    レンジは109円30銭~110円50銭程度と予想します。


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