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株安を受け円急騰。 



おはようございます。


作家の村上春樹氏がこの2月イスラエルで同国の文学賞「エルサレム賞」を

受賞した際講演した内容を読みました。

タイトルが「壁と卵」です。

壁とは社会のシステム(体制)で卵は弱い人間を比喩したものですが。

氏は壁がどんなに強固でも高くてもぶつかって壊れる卵の側に立ちます。

とスピーチを締めくくり、盛んな拍手を受けました。

パレスチナ問題が大きく動いていたこの時期、氏はこの賞を

受けるべきかどうかずいぶん悩んだそうです。

そして賞を受けにイスラエルに来た理由を氏は、

「あまりに多くの人が(行くのはよしたほうがいい)と言ったからです。」

と説明しています。

一人の作家として見事な決断だったと思います。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • アジア、欧州市場の流れを受けドル円は96円半ばでオープン。欧州市場で一時95円95銭
    まで売られたドルでしたが、NYではややドル高の展開に。

  • S&Pがハンガリーとアイルランドの信用格付けを引き下げたこともあり、ユーロドルは
    大きく売られ一時1.32割れ、ユーロ円も126円台前半までユーロが下落。

  • オバマ大統領は「GM,クラースラー」に対して追加支援の見返りとして、再建計画の
    見直しを期限付きで要求。

  • NYダウは世界の主要市場が大幅な下落を見せたことや、米大手自動車の経営不安から続落。

  • この日は金融株が下げを主導したが、先週末ガイトナー長官が「一部の銀行には更に
    巨額の政府支援が必要」と発言したことが重しになり254ドルの大幅安に。

  • 原油先物価格は株式市場の下落と再びリスク回避の動きを反映して大幅下落。


本日の注目点
     
  • 欧   3月ユーロ圏消費者物価指数

  • 欧   3月独失業率  
       
  • 米   1月ケースシラー住宅価格指数 
     
  • 米   3月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   3月消費者信頼感指数   
                           


今週はやはり波乱の幕開けになりました。

先週まで株高を背景にリスク許容度が増し、低金利通貨のドルと円が大きく売られる

展開が続きましたが、昨日の東京市場からは一転して資金は大きく逆流しています。

日経平均は390円安と今年3番目の下げ幅を記録し、併せて円がじりじり買われる展開

になり、円は一時欧州市場で95円95銭まで買われました。

いつものようにドル円が下げるケースではクロス円が軒並み円高に振れ、ユーロ円は

1日で4円近い下げを演じ、リスク回避の動きが顕著に出た格好です。

テクニカルでは1月21日の81円70銭を底値にトレンドラインが形成されていますが、

目先95円40銭あたりが重要なサポートになっています。

この水準を割り込むと、これまでの95円ー100円のレンジがブレイクされたことを意味し、

円が大きく値上がりする可能性もあり、3月20日のNYでの円高値93円55銭が

視野に入ってきます。

昨日のNYではドルの下値を探る展開にはならなかったものの、目先95円40と93円55銭の

水準は重要なレベルです。


オバマ大統領はGM,クライスラー救済問題で「破綻」(Bankruptcy)という言葉を使いました。

大統領がこのこ言葉を使うことは極めて異例で、いわば両社に対する「最終通告」を意味することに

なります。

<GMに対しては60日分、クライスラーには30日分の運転資金を提供すると同時に、再建計画

の抜本的な作り直しを要求し、場合によっては破産法の適用も示唆しました。

既に巨額の資金を注入しており、更にAIGのボーナスを巡っては責任問題も浮上した

大統領としては、国民の目を意識しながら最後の決断を行ったということです。


今週は主要国の経済指標が多く、波乱含みです。

どちらにも大きく振れる可能性があります。

ポジションも抑え気味にし、「余力」を持って相場に臨むことをお勧めします。




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