FOMC議事録はややハト派 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は朝方112円08銭まで売られたが、衆院選で与党有利
    との予想が伝えられるとドルが反発。112円58銭までドル高が進む。
    FOMC議事録がやや「ハト派的」だったことでドルの上値も限定された。

  • ユーロドルは続伸し、1.1869まで買われ、昨日の高値を若干上回った。
    ユーロ円は約2週間ぶりに133円台半ばまで上昇。

  • 株式市場は続伸し、主要3指数は揃って上昇。ダウは連日の高値更新で
    2万2872ドル台で取引を終える。

  • 債券は反発。シカゴ連銀総裁が12月利上げについて「語るのは
    時期尚早」と述べたことが手掛かり。長期金利は2.34%台に低下。

  • 金は4日ぶりに下落。原油は続伸し51ドル台に乗せる。

本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏8月鉱工業生産
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   9月生産者物価指数
  • 米   パウエル・FRB理事講演
  • 米   ブレイナード・FRB理事、ドラギECB総裁がパネルディスカッション(ワシントン)
  • 米   G20(13日まで、ワシントン)
  • 米  企業決算 →JPモルガン、シティグループ

9月会合の議事録が公表されましたが、全体的には予想されたほど『タカ派的』ではなかった印象です。議事録では、年内の利上げは正当化されると多くのメンバーが判断したものの、最近の低いインフレ指標については多くの参加者が「一過性の要因だけではない」との懸念を表明していたことが明らかになりました。

FRB内では、景気拡大に伴ってインフレ率はいずれ当局が目標としている2%に近付くと予想していたものの、直近のPCEデフレータでも1.4%に留まっており、なかなか上昇してこないのが現実です。イエレン議長も先の講演では、インフレ率が上昇してこないことについて「不可解」と述べており、さらに今回公開された議事録の会合後には「2%の物価目標に届かないからといって、長期間低金利政策を続けることは賢明ではない」と述べ、今回の議論を裏付ける結果になりました。

ドル円は昨日も112円08銭まで売られ、北朝鮮のリスクが継続する中、なかなか上昇のきっかけが掴めません。株価だけが上昇を続けており、昨日はさすがの日経平均株価も21年ぶりの高値を記録しましたが、それでもまだ2万1000円には届いていません。1989年12月に記録した史上最高値からは、わずかに半値戻しを達成したに過ぎません。

今朝の新聞で、22日の衆議院選挙では与党がかなりの議席を獲得するとの世論調査の結果が伝えられています。自民党が勝利すれば、アベノミクスがさらに加速されるとの思惑が働いており、これが円安と株高につながっています。ただ、もし予想通りの結果だとしても、景気刺激策ではなく、子育てや教育方面へ予算が重点的に使われ、果たして景気にどの程度好影響を与えるのかは不透明です。そして、その先には消費税10%が待っています。駆け込み需要とその反動を考えたら、相殺されるどころか、マイナスになるかもしれません。そうでなくとも、社会保障費という「目に見えない税」の負担が年々増えており、可処分所得は減っているのが実情です。この先景気が拡大し、2%の物価上昇が達成できるでしょうか。

本日も日本株は上値を試す展開が予想され、100円程度上昇するかもしれません。120円ほど上昇すれば2万1000円の大台に乗せます。特別のニュースがなければ、ドル円もリスクオンからやや上昇機運が高まるかと思われます。予想レンジは112円~113円程度にしたいと思います。

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