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ドル円株安にも112円台は維持 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 日本株の急落から、東京時間に112円前後まで売られたドル円は

    上値は重かったものの小動き。終始112円台前半でもみ合い、ADP雇用者数の

    発表にも反応は薄く、112円25-30銭近辺で引ける。

  • ユーロドルは小幅ながら続落し、1.17台後半まで売られる。

  • 株式市場はまちまち。アジアや欧州株が大きく売られたため

    利益確定の売りが優勢だったものの、ダウは39ドル安に留まる。

    一方軟調な地合いが続いているナスダック指数は14ポイント上昇。

  • 債券相場は続伸。米債務上限問題などが意識され、安全資産の

    債券が買われる。10年債利回りは2.33%台へと低下。

  • 金は反発。原油価格は在庫量が予想以上に増加していたことで

    大きく売られる。前日比1ドル66セント下落し、56ドル台を割り込む。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪10月貿易収支

  • 中   中国 11月外貨準備高

  • 独   独10月鉱工業生産

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   7-9月期家計純資産

  • 米   10月消費者信用残高

  • 加   カナダ10月建設許可件数
      

    昨日の東京タイムは、日経平均株価の急落に呼応する形でドル円が下落し、

    一時は、片足を112円割れに突っ込む場面もありました。

    10月以降堅調な動きを見せていた日経平均は、特にこれといった明確な

    理由がない中500円を超える下げを見せ、引け値でも445円安と、今

    年最大の下げ幅を記録しました。

    アルゴリズム取引が盛んなため、ある程度下げると、さらに「売れ」とい

    う指示が出て、下落を加速させたようですが、株の専門家に言わせると、

    トランプ大統領がイスラエルの首都をエルサレムに認定したことが影響し

    たとか、日銀の審議委員が量的緩和の副作用にも注意が必要と述べたこと

    などがきっかけになったと説明していましたが、実際には何が株価急落の

    引き金を引いたのかは分かりません。

    懸念されたのは、この流れが海外市場にも伝播し、NY株が大幅に下落す

    ることでした。

    仮にNYダウが300ドル安になれば、本日の日本株がさらに一段安となり

    「下落スパイラル」に入ってしまうからです。実際には、欧州株は大きく下

    げましたが、NYダウは30ドル安に留まり、ナスダックは上昇して取引を

    終えています。そのため、NY市場でのドル円は112円を割り込むことも

    なく、昨日の水準とほとんど変わっていません。

    そんな中、昨日はカナダドルの下落が目立っています。

    カナダでは経済指標が改善しているにもかかわらず、カナダ中銀は政策金利

    を据え置き、慎重な政策スタンスをあらためて表明したことでカナダドルが

    大きく売られました。(ブルームバーグ)

    税制改革法案を巡っては、法人税を20%に引き下げることは決まったもの

    の、その実施時期などについては溝が埋まらず、個人の所得税についてもま

    だ議論が必要で、先行き不透明という見方が根強くあります。

    11月のADP雇用者数は19万人と、市場予想と一致し、引き続き労働市

    場は堅調のようです。

    明日労働省が発表する雇用統計でも、非農業部門雇用者数は19.5万人と

    予想され、この分では大きな波乱はなさそうです。

    失業率も前月と同じ4.1%と予想されていますが、平均時給は前月よりも

    大きな伸びが見込まれています。

    10月は前年比で2.4%だった平均時給は、今回は2.7%と予想されて

    おりこのままであれば、ドルをサポートする材料になりそうです。

    本日も日経平均株価の動きが焦点になります。

    米国株の下げが限定的だったことを受けて、日本株が切り返すのかどうかが

    注目されます。

    本日の予想レンジは111円80銭~112円80銭程度とみますが、日米

    の株式市場に大きな動きがなければ値幅は限られ、明日の雇用統計待ちの雰

    囲気になるかもしれません。


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