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FOMCを受けドル急落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はFOMC政策発表を受けて下落。長期金利が急低下

    したこともあり、112円46銭前後までドル安が進行。

  • ユーロドルは急進。1.17台前半から買われ、約1週間ぶりに

    1.18台前半までユーロ高が進む。

  • 株式市場はまちまちながらダウは80ドル上昇し、5日続伸。

    今後も利上げペースが緩やかなものになるとの見方が株価を

    支えた。S&P500は前日とほぼ変わらず。

  • FOMCの金利予測に変更がなかったことで債券相場は急上昇。

    長期金利は2.34%台へ低下。

  • ドルが売られたことで金は5日ぶりに反発。原油価格は続落。


  • 11月消費者物価指数  →  +0.4%

    本日の注目イベント

  • 豪   豪11月雇用統計

  • 日   10月鉱工業生産(確定値)

  • 中   中国 12月小売売上高

  • 中   中国 12月工業生産

  • 独   独12月製造業PMI(速報値)

  • 独   独12月サービス業PMI(速報値)

  • 英   BOE政策金利発表

  • 英   BOE議事録

  • 欧   ECB政策金利発表

  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見

  • 欧   ユーロ圏12月総合PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏12月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏12月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   IEA月報

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   11月小売売上高
    -  

    今朝方4時に発表されたFOMCでは、市場予想通り政策金利誘導目標を

    0.25%引き上げ、1.25%-1.50%のレンジに決めました。

    また2018年については経済成長予想を上方修正したものの、3回の利

    上げ予測に変化はありませんでした。(ブルームバーグ)

    ただ声明文では労働市場の改善ペースが鈍化することを示唆したことで、

    ドルが大きく売られ、ドル円は112円台半ばまで下落し、ユーロドルも

    1.18台前半まで上昇するなど、「ドル安」が進む結果になりました。

    声明文では「ハリケーン影響に伴う変動をならせば、雇用の伸びは堅調で、

    失業率は一段と低下した。」と指摘し、インフレ率についても当局の目標

    である2%を短期的には下回るが、中期的には目標付近で安定すると予想

    しています。ここまでは前回声明文とほとんど変わりなく、ドルが大きく

    売られる原因は見あたらなかったものの、労働市場の予想の部分がドル売

    りの引き金を引いたようです。

    FOMC前に発表された11月の消費者物価指数は、全体では「+0.4

    %」と、予想と一致していましたが、食品とエネルギーを除いたコア指数

    では「+0.1%」と、予想を下回ったことでドルが売られ、FOMC政

    策発表前には既に112円台後半までドルが売られていたことも、ドル円

    が112円台半ばまで下落した素地になっていたと見られます。

    またアラバマ州の補欠選挙で、トランプ大統領が推す候補が敗れたことも

    ドルの上値を抑えたと思われます。

    FOMCを受けて米10年債利回りは急低下し、これがドル売りを牽引し

    た部分もありました。

    労働市場の伸びの鈍化から、引き続き政策金利は緩やかな引き上げスタン

    スが継続されるとの見方から、株価もダウを中心に続伸しており、ダウは

    5営業日連続で上昇し、4日連続で最高値を更新しました。

    この間の上げ幅も470ドル程となっており、上昇傾向が維持されていま

    す。

    113円台でもみ合っていたドル円は約1週間ぶりに112円台半ばまで

    ドル安が進んできましたが、結局「日足の雲」に上昇を阻まれた格好にな

    っています。目先は今月6日に記録した111円99銭を下回らず、11

    2円台を維持しながら次の材料を待つ展開になるかどうかです。

    FOMCが終わり、次の焦点は本日のECBとBOEの政策金利発表に移

    ります。また本日は、ノルウェー中銀とスイス中銀も政策決定を発表しま

    す。ECBは現行の金融政策を据え置くと見られますが、ドラギ総裁のコ

    メントに注目が集まります。

    本日は112円20銭~113円20銭程度のレンジを予想します。


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