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米長期金利上昇でドル円113円台半ばに 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 税制改革法案が成立したことに伴い長期金利が上昇した

    ことで、ドル円は113円台半ばまで買われる。住宅関連指標が

    良かったこともドルを押し上げ、113円47銭前後までドル高が

    進行。

  • ユーロドルは続伸し、3週間ぶりに1.19台に乗せる。

    ドイツ国債が売られ、金利が上昇したことがユーロ買いに

    つながった。ユーロは対円でも134円78銭前後まで買われ、

    約2年ぶりの水準を記録。

  • 株式市場はもみ合い。前日同様、金利高を嫌気した

    売りが優性となり、消費関連株や不動産株が下落。

    ダウは28ドル安となり、他の主要指数も下げる。

  • 債券は続落。税制改革法案の成立に伴い、売り圧力が

    高まった。長期金利は3月以来となる2.5%台まで上昇。

  • 金は反発。原油価格は在庫量が予想よりも減少していた

    ことから続伸し、58ドル台を回復。


  • 11月中古住宅販売件数 →  581万件

    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 欧   ユーロ圏12月消費者信頼感(速報値)

  • 欧   スペイン・カタルーニャ州議会選挙

  • 英  英11月財政収支

  • 米   7-9月GDP(確定値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   10月FHFA住宅価格指数

  • 米   12月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   11月景気先行指標総合指数

  • 加   カナダ11月消費者物価指数

  • 加   カナダ10月小売売上高

    「これは米国史上最大の減税だ」「勝つのはいつも実に楽しい」税制改革法案が上院

    で可決し、再度下院で採決されたことで成立し、トランプ大統領の署名を待つのみと

    なりました。これを受け、トランプ大統領はホワイトハウスで上記の言葉を残してい

    ます。

    10年で1兆5000億ドル(約170兆円)の大型減税が決まったことで、好調だ

    った株価の上昇にややブレイキがかかり、米10年債はこの日も売られ、長期金利は

    2.5%台まで上昇。ドル円は金利上昇を好感し、113円47銭前後までドル高が

    進みました。

    ドル円は1週間ぶりに113円台半ばまで買われ、ドル高が進みましたが、そのドル

    も対ユーロでは売られ、この日、主要3通貨の中ではユーロが最強通貨で、円が最弱

    通貨でした。

    その結果、ユーロ円は一時134円78銭辺りまで買われ、2年2カ月ぶりのユーロ

    高をつけています。またポンド円も151円台半ば、豪ドル円も87円前後まで上昇

    し、円の全面安という展開でした。

    ドル円は緩やかな上昇を見せ、再び114円をテストする雰囲気になってきました。

    米長期金利が上昇傾向を見せてきたことが最大の理由です。

    11月下旬には2.31%台まで低下した米長期金利は、昨日2.5%台まで上昇

    しました。大型減税が成立したことで米国債の需給が崩れ、長期金利に上昇圧力が

    かかっていることが背景です。

    さらに見逃してはならないのが、良好なファンダメンタルズです。昨日は11月の

    中古住宅販売件数が発表されましたが、市場予想を大きく上回る581万件と、実

    に11年ぶりの高水準でした。前日発表された住宅着工件数や、建設許可件数も今

    年最も高水準を記録しており、住宅市場は好調と言えます。

    住宅を購入すれば同時に、家具など生活に必要な耐久財の購入も予想され、折から

    の株高に加え、大型減税が消費意欲に火をそそぐことになります。この傾向は株価

    の大幅な調整がない限り、来年はさらに加速すると思われ、GDPの上振れも予想

    されます。日米欧では、米国の景気が飛びぬけていることは間違いないでしょう。

    米10年債利回りが2.4%台の後半まで上昇した10月下旬には、ドル円は11

    4円台半ばまでドル高が進みましたが、今回はまだ113円台半ばまでしかドル高

    が進んでいません。

    ドル円の値動きが乏しく、今週、ドル円のボラティリティーは「6.22」(1カ

    月もの)まで低下し、2年ぶりの低水準を記録しています。

    市場参加者の多くが、「ドル円は動かない」と予想していることが背景ですが、

    そのため、売っても買っても早めに決済してしまい、クリスマス休暇前という

    特殊要因もありますが、これがさらに値幅を縮小させていると思われます。

    米金利の上昇の割にはドル円の伸びが鈍いのも、この辺りに原因がありそうです。

    NY株式市場も「調整色を強めてきた」とまでは言えないものの、上昇力がやや

    鈍ってきた感じもします。

    日経平均株価の方も、堅調に推移してはいるものの、「2万3000円の壁」を

    前にして足踏み状態です。

    株価の動きがそのままドル円に結びつかない状況のため、ドル円を手がけている

    投資家にとってはやりにくい展開が続いています。

    ここはゆっくりと、来年を見据えたポジションメイクをしてもいいタイミングか

    もしれません。

    本日は112円80銭~113円80銭程度を予想します。


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