ユーロ円などクロス円急落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は日銀が買いオペの減額を行ったことでドルの上値が

    重く、112円台半ばを中心にもみ合い。112円36銭まで売られたが、

    米長期金利が急騰したことで下値も限られた。

  • ユーロドルが続落。ユーロ円の売りが活発となり、

    ユーロドルも利益確定の売りに押され、1.1916前後まで下落。

  • 株式市場は続伸し、3指数ともに最高値を更新。S&P500は

    6日続伸し、連日の最高値更新を記録。

  • 債券は長期債が大幅に下落。著名な運用者のビル・グロス氏が

    「債券は弱気相場に入った」との宣言も響き、長期金利は2.54%台と、

    約9カ月ぶりの高水準に。

  • 金は続落。原油価格は米景気の拡大を手掛かりに続伸し、

    約3年ぶりとなる63ドル台まで上昇。

    本日の注目イベント

  • 中   中国 12月消費者物価指数

  • 中   中国 12月生産者物価指数

  • 英   英11月鉱工業生産

  • 英   英11月貿易収支

  • 米 12月輸入物価指数

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   ボスティック・アトランタ連銀総裁講演

  • 加   カナダ11月建設許可件数
      

    昨日の市場の「主役」は日銀だったようで、昨年の「リバーサルレート」以来、

    市場は日銀の次の一手にかなり注目しています。昨日の昼前、特段のニュース

    もない中ドル円は113円台前半から112円台半ばまで一気に60銭ほど急

    落しました。日銀が買いオペを減額したことで、出口への布石だといった思惑

    から円が急騰し、112円50銭前後まで円高が進みました。

    これは通常の公開市場操作でしたが、買い入れ額を減額すると通知されたこと

    で、金融政策変更の動きだとの見方が広がり、ドル売り円買いが強まりました。

    この流れは海外市場へも引き継がれ、ドルの上値が重い展開となっています。

    個人的には、この流れからもう少し円高が進むのではと予想していましたが、

    112円36銭前後で下げ止まっています。

    円買いが限定的だったのは、米長期金利が急騰したことによります。

    米債券市場では大量の新規発行が控えており、需給関係が不安定になって

    いるところに、著名な債券運用者であるビル・グロス氏が「債券の弱気相場

    が確認された」とツイッターでコメントしたことで価格が急落しました。

    (ブルームバーグ)

    米長期金利は前日比7bpほど上昇し、約9カ月ぶりに2.54%台に乗せて

    います。仮にグロス氏の「ご託宣」が正しいとすれば、ようやく米金利の動

    きも活発になり、米金利のイールドカーブ(利回り曲線)もスティープ化す

    ることになります。

    金融機関の収益に好影響を与えるとともに、米金利との相関度の高いドル円

    は上昇することが予想されます。

    昨日の日銀の買いオペ額の減額は、出口戦略を意図したものではないとは思

    いますが、昨年以来これまでになかった動きがあるのも事実で、今後とも日

    銀ウォッチャーにとって目が離せない日々が続きそうです。

    同時に今年は、日銀決定会合とその後の総裁の記者会見が注目されることに

    なりそうです。今後日銀がどう動くかが、今年1年を通じたテーマになると

    思われます。

    米国株が引き続き上昇しており、これに呼応するように日本株も息を吹き返

    しています。

    本日も日本株の上昇が見込まれ、個人的には「高所恐怖症」が頭をもたげて

    来ました。

    「上がるから買う、買うから上がる」という、バブル期にはやった言葉が思

    い出されます。

    本日のレンジは112円30銭~113円10銭程度を予想します。


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