ドルが対円、ユーロで反発 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は小幅に反発し109円台に乗せる。米長期金利が
    2.72%まで上昇したことを手掛かりに、109円20銭までドル高が
    進み、108円台後半で引ける。

  • ユーロドルも軟調な展開。1.2336前後までユーロ安が進み、
    重要イベントを前に利益確定の売りが優勢だった。

  • 株式市場は大幅に反落。ダウは177ドル下げ、昨年8月以降では
    最大の下げ幅を記録。S&P500なども大幅な下げとなり、上昇は
    一服。

  • 債券は反落し、10年債利回りは2014年以降で最高水準となる
    2.72%まで上昇。

  • 金は続落し、原油価格も66ドル台から反落。

  • 12月個人所得          → +0.4%

  • 12月個人支出          → +0.4%

  • 12月PCEコアデフレータ    → +1.5%

本日の注目イベント

  • 日   12月失業率
  • 独   独1月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10-12月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感(確報値)
  • 米   11月ケース・シラ-住宅価格指数
  • 英  英12月消費者信用残高
  • 英   カーニー総裁議会証言
  • 米   1月消費者信頼感指数
  • 米   トランプ大統領、一般教書演説

上値の重い展開が続いているドル円はやや反発し、NY市場では一時109円20銭辺りまでドル高が進みました。米10年債が売られ、長期金利は2014年以降で初めて2.7%を突破したことでドルが買われたものです。金利高にドルが連動した格好でしたが、それでもまだドル上昇の勢いはなく、本日行われるトランプ大統領の一般教書演説の内容を見極めたいとの雰囲気が大勢でした。

この日はユーロドルも売られ、「ドル高」が進んだ印象ですが、特にここ最近の上昇が早かったユーロドルの売りが目立っています。ユードルは1.23台前半まで売られ、直近高値からは200ポイントほど下落したことになります。ユードルの下落が早かったことで、ユーロ円も2週間ぶりに134円台前半まで売られ、クロス円全般で利益確定の売りに押されています。

本日からは今年最初のFOMCも開催され、明日には声明文が発表され、イエレン議長は今週末を持って退任します。今回はFOMC後の記者会見もなく、退任にあたっての特別な会見も予定されていません。静かなイエレン議長の幕引きとなります。4年前、女性初のFRB議長ということで注目され、経済学者として米国の出口戦略を指揮してきました。あの綺麗な白髪が見られなくなると思うと、やや寂しい気もします。

今回のFOMCでは利上げ予測はほとんどなく、昨年12月に引き上げた効果を見極めている状況です。昨日発表された個人消費支出も、市場予想とほぼ一緒で、インフレ率も予想通りでした。個人消費支出は前月分が上方修正され、好調さを維持していることが確認されています。一方で貯蓄率が12年ぶりの低水準だったことで、収入の多くを貯蓄に回さず消費している構図が浮かび上がります。

本日のトランプ大統領の一般教書演説では、これまで1年の実績を強調するものと見られます。税制改革や規制緩和などの取り組みで外資を呼び込み、株価の方もダウは就任時の1万8900ドルから2万6600ドル台と、約40%もの上昇を見せました。

セクハラ問題や差別問題など、依然として口の悪さは変わりませんが、経済成長に多いに貢献したことを強調すると見られます。演説では政権公約の一つである「インフラ投資」にも言及があるかもしれません。

昨日財務省の為替の責任者である淺川財務官と金融庁、日銀の担当者がこのところの円高について緊急の会合を行いました。「市場介入」などの実力行使という話ではなく、市場の動きを注意深く見ていくという程度のものでしたが、ドル円が108円台前半まで円高が進んだことで行動を起こしたことには意味がありそうです。輸出企業の想定レートが109円程度と見られていることで、これ以上急速に円高が進むと、景気に悪影響を及ぼす恐れがあると考えていると受け取れます。ここから想定できることは、昨年の円の最高値である107円32銭の水準が当局にとっても重要な「分水嶺」だと想像できるということです。その前の段階で早めの行動を起こしたと見られます。

本日は重要イベントを控えやや動きにくいという印象です。予想レンジは108円40銭~109円50銭程度とします。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/2415-c4666151

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。