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株価の混乱続く 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は米長期金利の上昇と政府機関閉鎖が回避されるとの
    見通しから109円70銭まで上昇。その後は株価が上昇幅を縮小
    したことで下落し、109円30銭前後で引ける。

  • ユーロドルはドイツ連立政権樹立の見通しがたったものの、人事を
    巡る不透明さから軟調な展開。一時は1.2246まで売られ、約2週間ぶりの
    ユーロ安を示現。

  • 株式市場は上昇したものの、金利が引き続き上昇したことから
    上げ幅を失う。ダウは前日比19ドル安で取引を終える。

  • 債券相場は続落。10年債入札が不調であったことで売られ、
    長期金利は一時2.86%台まで上昇する場面も。

  • 金と原油は4日続落。ともに持ち高の解消売りが主因と見られる。

  • 12月消費者信用残高 →  184.77億ドル

本日の注目イベント

  • 日  1月景気ウオッチャー調査
  • 日  12月国際収支
  • 中  中国 1月貿易収支
  • 中  中国 10-12経常易収支
  • 独  独12月貿易収支
  • 欧  ECB経済報告
  • 英  BOE金融政策発表
  • 英  BOE四半期インフレ報告
  • 米  新規失業保険申請件数
  • 米  米暫定予算期限切れ
  • 米  ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米  カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米  ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 加  カナダ1月住宅着工件数

日米共に株価の乱高下が収まらず不安定な相場が続いており、その動きに沿ってドル円も上下に振れています。昨日日経平均株価は一時750円ほど上昇し、ドル円も109円70銭を超える場面があったものの、引けでは大きく上昇幅を縮め、結局前日比35円高と、ほぼ上げ幅を吐き出しました。ドル円も109円を割り込み、108円90銭前後まで売られています。

しかしNYでは109円台で推移していたものの、米上院主導部が2年間の予算合意を発表したことで、政府機関の閉鎖を回避できる見通しがたったことでドルが買われ、109円70銭まで上昇。結局「往って来い」の相場になっています。不安定な動きを続けるNYダウは一時200ドルを超える上昇後、大引けではマイナスに沈み、この不安定さはしばらく続きそうです。それでも一時は「50超え」まで上昇したVIX指数(恐怖指数)は足元では「21前後」まで低下してきており、ここを見る限り混乱のピークは過ぎた印象はあります。

株価と共に注目された米10年債利回りは2.86%まで上昇し、債券価格が下落しています。NYダウが最後の15分間で大きく値下がりしたのも、この影響かと思われます。足元の株価の大幅下落に対して昨日は要人発言もありました。

ダドリーNY連銀総裁は「株式市場は極めて低いボラティリティーで非常に長い期間、並外れた上昇を見せていた。株式相場が数日前より少し下げているという理由だけで、私の見通しは変わっていない。1年前の水準をなお大幅に上回っている」と語り、経済の先行きに影響はないとの見方を示しました。(ブルームバーグ)また、トランプ大統領もツイッターで「昔は良いニュースが伝われば、株式市場は上がったものだ。現在は、良いニュースが伝わると株式市場が下がる」と指摘し「間違いだ。米経済についてこれほど多くの良いニュースがあるのに!」と主張しています。(ブルームバーグ)

ドル円は目まぐるしく動く株価の動きに左右されています。基本的なレンジである108-111円の中で推移しているとはいえ、なかなか方向感が定まりません。これまでの動きとはやや異なり、株価の動きには大きく影響され、米長期金利にも連動する格好になってきました。NY連銀やシカゴ連銀総裁は、ともに良好な米景気の先行き見通しを維持しており、一時期より低下したとはいえ、3月のFOMCでの利上げ確率は70%程度です。個人的には、NY株式がここからよほどの調整を見せない限り、3月利上げは実施されると予想していますが、問題はその後の利上げスタンスです。先週末の雇用統計直後には、今年の利上げ回数が4回どころか、5回という見方まで出回ったようです。パウエルFRBはそのあたりは慎重に政策を推し進めると予想していますが、株価が
どこで落ち着きを見せるのかが目下の最大の懸念材料です。ダウが1000ドルを超える乱高下を見せた最悪期は脱したと思われますが、まだ予断は許しません。本日も株価の動向に注意しながら、レンジは108円70銭~109円90銭程度を予想します。



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