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米国務長官解任でドル円下落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • アジア市場から緩やかに上昇したドル円はNY市場では107円台

    に乗せ、107円30銭近辺までドル高が進む。その後はティラーソン国務長官

    解任の報道から一気にドルが売られ、106円台半までドル安となり、

    元の水準に。

  • ドル安が進み、ユーロドルは約1週間ぶりに1.24台を回復。

    ユーロ円も約3週間ぶりに132円台半ばまで上昇。

  • 株式市場は続落。国務長官解任で、トランプ政権の保護主義政策が

    さらに強まるとの懸念からダウは171ドル下落。

  • リスクオフがやや進み、債券が買われる。長期金利は2.84%台まで

    低下し、2.95%台まで上昇後、最も低水準を記録。

  • 金は買われ、原油は続落。


  • 2月消費者物価指数  → +0.2%


    本日の注目イベント

  • 中   中国 2月小売売上高

  • 中   中国 2月鉱工業生産

  • 独   独2月消費者物価指数(改定値)

  • 欧   ユーロ圏1月鉱工業生産

  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演

  • 米   2月小売売上高

  • 米   2月生産者物価指数


    まさに「内憂外患」とはこのことです。

    国内では「森友問題」がにわかに慌しくなり、円高材料として捉えられる雰囲気に

    なっていきました。現時点では安倍政権そのものへの影響は限られるとして、昨日

    は株高からドル円は107円台を回復しましたが、それもつかの間、トランプ大統

    領がまたやってくれました。

    トランプ大統領は国務長官のティラーソン氏を解任しました。この解任は唐突では

    ありましたが予想されたことでもありました。先週7日に、突然コーン国家経済会

    議(NEC)委任長を解任した後、まだ候補者が2~3人いるとつぶやいていたか

    らです。

    また北朝鮮への対応を巡っても、平和的な対話を求めるティラーソン氏の行動に

    対して「時間の無駄だ」と非難もしていました。

    解任は時間の問題だったと言えます。

    ただ、今回の国務長官の解任はこれまでとは重要度が違います。米国の外交政策

    の最高責任者であり、副大統領に次ぐ、「ナンバー3」の存在です。

    そのため、107円30銭前後まで買われていたドル円が、この報道をきっかけ

    に約1円ほどドル安が進んだものと思われます。今朝のブルームバーグニュース

    では、「NYタイムズは、今週さらに主要な人員交代を想定していると、ホワイ

    トハウスに近い関係者が述べた」と報じています。

    それにしても、こうも不祥事が多発し、その都度為替が大きく変動するとテクニ

    カルや、今年利上げが何回かという、本来相場に大きな影響を与える基本的な材

    料も影が薄くなります。昨日も107円台前半まで回復したドル円でしたが、仮

    に今回の解任がなければ、107円台半ばを試した可能性はあったのではないか

    と思います。改めてトランプ大統領自身がリスクであることも認識しておくべき

    でしょう。

    米2月の消費者物価指数(CPI)は市場予想と同じ「+0.2%」でした。安

    定していたことで、FRBが急激に金利を引き上げるとの見方は後退。やや「適

    温相場」が戻ってきた印象です。CPIの緩やかな上昇と国務長官の解任劇を受

    け、債券が買われ、一時は2.95%まで上昇し、3%も視野に入った長期金利

    は約3週間ぶりに2.84%台まで低下してきました。

    VIX指数はやや上昇して「16台」まで来ましたが、安定しており、米金利の

    急上昇から株価が大きく売られ、リスクオフの拡大から円が買われるというパタ

    ーンは後退しています。引き続き、「森友問題」に関連して安倍政権の本丸にま

    で迫る事態になるのかどうかと、トランプ政権の保護貿易主義の行方が相場を動

    かしそうです。トランプ政権の解任劇については、仮にこれからも何人か政権を

    去る人物が出たとしても、市場は「またか」という具合に、徐々に材料視しなく

    なると思われます。

    本日のレンジは106円~107円程度を予想します。


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    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
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    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
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    開始していただくようお願いいたします。