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ドル円往って来いの展開 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は「往って来い」の展開。米長期金利の上昇で

    106円30銭まで買われた後、株価が大幅安を記録したことで

    105円78銭まで売られ、106円前後で取引を終える。

  • ユーロドルも膠着感が強まる。1.23を挟んでもみ合い、

    方向感も掴めず。

  • 株式市場は大幅反落。フェイスブックのユ-ザー情報漏えいなどで

    ハイテク株が下げを牽引。ダウは335ドル下げ、ナスダックも137ポイント

    下落。

  • 債券は続落。FOMCではタカ派的な姿勢が強まるとの見方から

    売られ、長期金利も上昇。

  • 金は4日ぶりに反発し、原油は反落。

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA議事録

  • 独   独2月生産者物価指数

  • 独   独3月ZEW景況感指数

  • 欧   ユーロ圏3月消費者信頼感(速報値)

  • 英   英2月生産者物価指数

  • 英   英2月消費者物価指数
      

    ドル円は膠着感が強まってきました。

    106円を挟んだ取引が続き、上値の重さは確認されるものの、105円台半ば

    近くになるとドル買いも根強く、昨日の東京市場でも105円68銭前後までド

    ル安が進んだものの、NYでは106円台に押し戻されています。

    昨日の東京タイムには日経平均株価が一時300円ほど下げたことで、ドル売り

    が強まり、105円台半ばまで下げましたが、その後は海外市場でドルが買い戻

    され、結局、これまでのレンジをさらにせばめる動きになっています。

    本日から始まるFOMCでは、米景気に対する強気な見方や、利上げスタンスも

    タカ派的になるとの見方が強まり、106円30銭近辺までドルが買われました。

    ドルの上値が重いという認識が強まっているものの、105円台でのドル売りは

    なかなか機能しない展開です。

    「森友問題」や「米国の保護貿易主義の高まり」、さらには「トランプ政権の専

    制的な人事」など、ドル安材料が多くあるなか、105円台前半から半ばでは底

    堅い動きが続いています。

    ワシントンポストは、トランプ大統領が中国への年間600億ドル(約6兆36

    00億円)の関税計画を23日までに発表する可能性があると伝えています。

    関税の対象は100品目を上回る可能性があり、トランプ大統領は中国企業が

    企業機密を盗んだり、米企業に引き渡しを強要したものだと主張していると報じ

    ています。(ブルームバーグ)

    先週、鉄鋼とアルミニウムの輸入関税をそれぞれ25%と10%に引き上げる措

    置に署名し、今週末には実施される予定です。今回の措置は、米国の貿易赤字の
    半分以上を占める中国に対する個別の

    制限措置になりますが、これに対して中国側がどのような対応を見せるのか注目

    されます。さらに、日本に対しても同様な政策が取られる可能性が高いとみられ

    ます。

    本日からFOMCが開催され、22日未明には政策金利の発表と、パウエル議長の

    会見が行われます。

    利上げはほぼ確実と見られていますが、注目はその後の議長会見と、メンバーによ

    る政策金利の見通し(ドットチャート)です。

    昨年12月の見通しでは3回の利上げが見込まれていましたが、それが4回に上方

    修正されているかどうかがポイントの一つになります。

    FOMCは年に8回開催されますが、議長の会見があるのはその半分の4回です。

    これまで5回の利上げが実施されてきましたが、利上げを決めた会合は全て議長の

    会見がある会合です。仮に今年4回の利上げが見込まれるのであれば、今回も含め、

    議長会見のある全ての会合で利上げが決定されることになります。

    もっとも、今ワシントンでは年8回の全ての会合後に記者会見を行うべきだとの意

    見が多く出ているそうです。金融政策の透明性を高め、より柔軟にするために年8

    回の記者会見にすべきだとの意見です。

    本日は昨日同様に、株価の動きに合わせてドル円も上下することになりそうです。

    レンジは105円50銭~106円50銭と、106円を挟んだもみ合いが予想さ

    れます。


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