ユーロドル下げ止まり1.19台で推移
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
ことでドルが売られる場面もあったが、109円15銭まで。
上値も109円43銭と、値幅も28銭に留まる。
方向感は見えず。
だったが、ナスダックは2ポイント下落。
本日の注目イベント
ドル円は底堅い動きを見せ、先週はドルが売られても108円台後半で下げ止まり
ほぼ109円台での推移となりました。米長期金利が3%台を維持できなかったも
のの、高止まりしており、日米ともに株価が堅調に推移したことも、ドルがしっか
りしている原因になっていると見られます。
ただもう少しドル堅調な背景を探れば、市場参加者がドルの明確な方向を掴み切れ
ていないからということもあるようです。直近IMMの建て玉を見ても、ネットの
円売り枚数は5400枚程度と、極めて少なくなっています。
4月に入ってからはネットで「ドル売り円買い」に傾いていましたが、ここ2週間
は再び「ドル買い円売り」に戻ってはいますが、上述のように枚数は少なく、投機
筋も方向感を判断しあぐねている状況かと思われます。
110円は2度試してはいますが失敗しており、この水準が壁になりつつあります
が、だからといってドルの下値を試す展開でもなく、ややストレスのたまる動きが
続いています。
引き続き材料は6月12日に行われる米朝首脳会談での非核化の問題です。北朝鮮
は4月の南北首脳会談での内容を受けて、未使用の坑道の爆破を日本を除く5カ国
のメディアに公開すると発表しました。ただ北朝鮮は過去にも核施設の爆破を公開
した後、核開発を再開したこともあり、どこまで信用できるのか疑問は残ります。
これに対してトランプ大統領は「ありがとう。とても賢く、親切な行為だ」と評価
しています。
朝鮮半島のリスクが徐々に後退している一方、中東のリスクはかなり高まっていま
す。米国がイラン核合意を正式に離脱したことの影響もありますが、シリアのイラ
ン軍事施設にイスラエルが大規模な攻撃を行うなど、イラン、シリア、イスラエル
に加えて、その後ろ盾となっている米国やロシア、トルコなどの動きにも不穏なも
のがあります。さらにパレスチナやISなども加わったら、さらに混迷を深め、わ
れわれには何が何だかよく分からない状況です。
分かっているのは、中東がさらに混乱すれば、原油価格は一段と上昇し、日本では
物価上昇圧力が増し、シェールオイルの産出が活発な米国ではさらに掘削のリグの
本数は増え、景気にとってはそれほど悪くはなく、また米国の軍需産業にとっては
プラスだということです。
本日は米国が在イスラエル大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移転する式
典がある他、重要な経済指標はありません。
予想レンジは108円80銭~109円60銭程度と見ています。

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- [2018/05/14 08:53]
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