ドル円小幅ながら続伸
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
が進む。米中貿易協議が一応合意したことを好感した格好。
111円を割り込む場面もあったが、111円前後で取り引きを終える。
ドル高の流れから上値は限定的だった。
判断からダウは298ドル上昇し、3月13日以来となる2万5000ドル
の大台を回復。
本日の注目イベント
昨日の東京時間では株価が上昇し、日経平均株価は2万3000円の大台を
回復しました。
懸念されていた米中貿易協議で、中国側が米国からの輸入を大幅に増やすこ
とで合意し、貿易戦争は避けられたとの見方が株価上昇につながったようです。
ドル円は夕方には緩やかなドル高が進み、一時は111円39銭前後まで上昇
し、直近の戻り高値を僅かですが更新しました。NYでもドルは堅調でしたが、
高値は111円33銭と、上値は伸びていません。ただそれでもドル堅調の地
合いは維持されています。
注目の米朝会談を控え、これから関係国の最後のかけひきが始まると見られま
すが、市場は雰囲気を見る限り、極めて楽観視しているとの印象は拭えません。
個人的には、そろそろ調整が入ってもいいタイミングではないかと
考えていますが、「押し目待ちに押し目なし」といった展開が続いています。
111円台半ばまで上昇したドル円はこのあと、110~115円のレンジを
形成するのか。あるいは110円を挟んで、108~112円のレンジに戻っ
ていくのか分岐路に差し掛かっていると見ています。
材料としては言うまでもなく、米朝会談を経て、北朝鮮の非核化が実現するの
かどうかと、実現するとすればそれまでの猶予期間がどの程度になるのかが重
要です。
また、ドル円との相関が戻った米長期金利の動きも見ていかなければいけませ
ん。一時3.12%台まで上昇した米10年債利回りですが、今週はFRB高
官による講演が多く、ここでの発言も注目されます。
また明日公表されるFOMC議事録の内容も相場に影響を与える可能性があり
ます。さらに今後随時発表されるであろう、イランに対する制裁内容にも注意
が必要です。ポンペオ国家経済会議(NEC)委員長は「過去にない金融面で
の圧力をかける」と語っています。
市場は、111円台の値固めをしている状況かと思われますが、111円台半
ば近辺がやや重くなってきた印象もあります。
本日の値動きで再び111円30銭-40銭前後を試す流れになるのかどうか
を確認したいと思います。
本日は110円50銭~111円40銭程度のレンジを予想しています。

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- [2018/05/22 08:49]
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