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ドル円再び111円をテストか? 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は上昇し、110円90銭まで買われた。米長期金利の

    上昇に加え、「ポンド安ドル高」に牽引される格好でドル高が進む。

  • ユーロドルは前日とほぼ同水準で推移。1.17台半ばから

    後半で取引され、ユーロ円は約1カ月ぶりに130円台に乗せる。

  • 株式市場は大幅に続伸。貿易問題や海外の政治情勢の不透明憾

    にも関わらず、ダウは320ドルと大幅高。S&P500も1カ月ぶりの高値を

    記録。

  • 債券相場は反落。株価の上昇を受けて売られる。長期金利は

    2.85%台まで上昇。

  • 金、原油は小幅に上昇。

  •  5月消費者信用残高 → 24、559b

    本日の注目イベント

  • 中   中国6月消費者物価指数

  • 中   中国6月生産者物価指数

  • 独   独7月ZEW景気期待指数

  • 英   英5月貿易収支

  • 英   英5月鉱工業生産

  • 加   カナダ6月住宅着工件数

  • 加   カナダ5月建設許可件数


    ドル円は値動きが少ない中、昨日のNY市場では110円90銭までドル高が進み

    ました。NY株が3日続伸し、特に昨日はダウが320ドル上昇し、2万4700

    ドル台を回復し、S&P500は1カ月ぶりの高値を記録しました。

    長期金利も2.85%台まで上昇したことで、円売り、ドル買いにつながりやすか

    った面もあります。

    加えて、英国ではジョンソン外相がEU離脱政策を巡って辞任したことから、メイ

    首相に退陣圧力が高まる可能性が出てきました。政治的混乱を嫌気してポンドが対

    ドルで売られたことで、ドル円でも「ドル買い円売り」が出て、ドルを押し上げた

    ものと見られます。

    ドル円は111円には届かなかったものの、再び上値を試す雰囲気です。

    市場全体で円売りが進み、ポンド以外の主要通貨では軒並み「円安」が進んでおり、

    ユーロや豪ドル、NZドルなどでは約1カ月ぶりの円安水準に至っています。

    米中の貿易問題を巡る状況に歯止めがかからず、今後はさらにエスカレートする可

    能性も残っています。本来なら円が買われてものおかしくはない状況ですが、むし

    ろ円は売られる傾向です。

    今朝の経済紙にも、ドル安円高が進まない理由に触れていましたが、確かに、需給

    による『ドル不足』はあるのでしょう。日本は原油消費量のほぼ100%を海外か

    らの輸入に依存しています。WTI原油価格は直近では74ドル台まで上昇し、2

    014年11月以来の原油高となっています。

    原油取引はドル建てのため、その分ドルを調達する必要が出てきます。これが、市

    場でのドル需要を高める一因にはなっているはずです。

    ドル円はNY市場で一時110円90銭をつけた後、ほぼ同水準で戻ってきました。

    NY株高と円安が若干進んだことで、本日の日経平均株価もそこそこの上昇が見込

    まれます。日経平均株価が予想以上に上昇するようだと、ドル円も111円台に乗

    せ、111円台前半を試す可能性があると予想します。

    そうなると再び意識されるのが、5月21日に記録した111円40銭です。

    この水準をしっかりと上抜けできるようだと、110円を中心に上下1円と見てい

    たレンジも、上抜けしたと判断できそうです。

    もちろん、111円前後は何度も試しては押し戻されている水準で、手ごわい水準

    でもありますが、ここ2週間ほどは110円さえ割り込んでいないのも事実です。

    ここは注目したいと思います。

    予想レンジは110円50銭~111円40銭程度とします。


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