fc2ブログ

ポンドドル11ヶ月ぶりの安値に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は値幅も出ず小動き。ドルに対してポンドが売られた影響で、

    ドル円でも円売りが優勢に。111円52銭までドル高が進んだが勢いも

    なく、111円30-40銭で取引を終える。

  • ユーロドルでもドル買いの流れが続き、欧州市場で一時1.1530

    までユーロ安が進む。NY市場では1.1537前後が底値だったが、再び

    1.15割れをテストする雰囲気に。

  • ポンドドルではフォックス英貿易相が国内紙とのインタビューで、

    英国が無秩序にEU離脱に向かっていると述べたことで、1.2920まで

    売られ、約11ヶ月ぶりの安値を付ける。

  • 株式市場は3主要指数が揃って続伸。バークシャー・ハサウェイの好決算

    を好感し、金融セクターなどが買われる。ダウは39ドル上昇し、2万5500ドル

    台を回復。

  • 金は反落し、原油は反発。

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット

  • 中   中国 7月外貨準備高

  • 独   独6月貿易収支

  • 独   独6月鉱工業生産

  • 米   6月消費者信用残高

  • 米  企業決算 → ディズニー


    連日この欄には、トランプ大統領の名前が出てきます。

    今や、「カラスの鳴かない日はあっても、トランプ大統領の名前の出ない日はない」

    という状況です。本日も、まずはそこからです。

    トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長による2度目の米朝首脳会談が開催される

    可能性が高いと、米CNNのウィル・レプリー氏がツイートしたとブルームバーグ

    は伝えています。

    可能性は十分あると思います。前回の首脳会談では具体的な成果がなかったと言わ

    れ、米政権内からも批判の声が上がっています。トランプ氏とすれば、次回は単な

    るセレモニーに終わらせるのではなく、非核化への明確な道筋を確認したいという

    意向があります。

    一方でトランプ氏は昨日、イラン核合意からの離脱に伴い対イラン制裁の一部を再

    開する大統領令に署名しました。この署名によって再開されるのは、イランによる

    ドル紙幣購入や金などの貴金属取引、工業用金属の売買に関する制裁です。

    これに対してイランのロウハニ大統領は6日のテレビ演説で、米国が「誠実」な態

    度を示すならイランは交渉の可能性を排除しないと述べながらも、「制裁を科して

    おきながら、交渉を進めるということに何の意味があるのか」と発言し、さらに

    「相手にナイフを突きたてながら、『交渉しよう、話し合おう』と言うようなもの

    だ。それに対する回答は、まずナイフを突き出すのをやめて、ポケットにしまえと

    いうことになる」と述べています。(ブルームバーグ)

    ドル円は上値が重いと思われる割には、大きく下げません。

    昨日の朝方も111円20銭前後までは売られましたが、そこからゆっくりと切り

    返してNY市場では111円台半ばまで反発しています。正直なところ、明確な方

    向性は見当たらないといった状況です。

    米長期金利も、2度目の3%台を記録したあとは、緩やかに低下しており、3%台

    定着は次回へ繰り越されています。

    このように考えると、今週は重要イベントがないこともあり、111円台での推移に

    終始しそうな雰囲気です。このような時は、「休むも相場」と割り切り、無理をせず

    相場を眺めるというスタンスでいいのでしょう。

    5銭、10銭を狙いに行って、30銭やられたのでは意味がありません。

    本日の予想レンジは111円~111円70銭程度にしたいと思いますが、相場の主

    役は引き続きトランプ大統領です。


    スポンサーサイト



  • コメント

    コメントの投稿















    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/2540-42c8e4b1

    このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
    断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。