ポンドドル11ヶ月ぶりの安値に
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
ドル円でも円売りが優勢に。111円52銭までドル高が進んだが勢いも
なく、111円30-40銭で取引を終える。
までユーロ安が進む。NY市場では1.1537前後が底値だったが、再び
1.15割れをテストする雰囲気に。
英国が無秩序にEU離脱に向かっていると述べたことで、1.2920まで
売られ、約11ヶ月ぶりの安値を付ける。
を好感し、金融セクターなどが買われる。ダウは39ドル上昇し、2万5500ドル
台を回復。
本日の注目イベント
連日この欄には、トランプ大統領の名前が出てきます。
今や、「カラスの鳴かない日はあっても、トランプ大統領の名前の出ない日はない」
という状況です。本日も、まずはそこからです。
トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長による2度目の米朝首脳会談が開催される
可能性が高いと、米CNNのウィル・レプリー氏がツイートしたとブルームバーグ
は伝えています。
可能性は十分あると思います。前回の首脳会談では具体的な成果がなかったと言わ
れ、米政権内からも批判の声が上がっています。トランプ氏とすれば、次回は単な
るセレモニーに終わらせるのではなく、非核化への明確な道筋を確認したいという
意向があります。
一方でトランプ氏は昨日、イラン核合意からの離脱に伴い対イラン制裁の一部を再
開する大統領令に署名しました。この署名によって再開されるのは、イランによる
ドル紙幣購入や金などの貴金属取引、工業用金属の売買に関する制裁です。
これに対してイランのロウハニ大統領は6日のテレビ演説で、米国が「誠実」な態
度を示すならイランは交渉の可能性を排除しないと述べながらも、「制裁を科して
おきながら、交渉を進めるということに何の意味があるのか」と発言し、さらに
「相手にナイフを突きたてながら、『交渉しよう、話し合おう』と言うようなもの
だ。それに対する回答は、まずナイフを突き出すのをやめて、ポケットにしまえと
いうことになる」と述べています。(ブルームバーグ)
ドル円は上値が重いと思われる割には、大きく下げません。
昨日の朝方も111円20銭前後までは売られましたが、そこからゆっくりと切り
返してNY市場では111円台半ばまで反発しています。正直なところ、明確な方
向性は見当たらないといった状況です。
米長期金利も、2度目の3%台を記録したあとは、緩やかに低下しており、3%台
定着は次回へ繰り越されています。
このように考えると、今週は重要イベントがないこともあり、111円台での推移に
終始しそうな雰囲気です。このような時は、「休むも相場」と割り切り、無理をせず
相場を眺めるというスタンスでいいのでしょう。
5銭、10銭を狙いに行って、30銭やられたのでは意味がありません。
本日の予想レンジは111円~111円70銭程度にしたいと思いますが、相場の主
役は引き続きトランプ大統領です。

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- [2018/08/07 08:52]
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