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米株価、原油下げ、ドル円反落。 


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は反落。米株式市場で、株価が大きく下落したことで

    利益確定のドル売りが優勢となり、113円64銭までドルが売られる。

    為替以外の市場でも、持ち高を解消する動きが目立ち、これまでの

    楽観ムードも一服。

  • ユーロドルは反発。ドルが売られたことや、EU大統領が、「英国の

    EU離脱での合意を真剣に考えている」と述べたことなどが材料となり、

    1.1542まで上昇。

  • 株式市場は急落。中国が米企業をハッキングしていたとの

    ブルームバーグの報道が売り材料となった。ダウは350ドルほど

    下げる場面があったが、引け値はマイナス200ドル。

    ナスダックも大きく売られ、前日比145ポイント下げる。

  • 債券相場は小幅ながら続落。長期金利はやや上昇し、3.187%

    前後で引ける。

  • 金は続落。原油価格は利益確定の売りに押され大幅安に。

    前日比2.08ドル売られ、74ドル台に。


  • 新規失業保険申請件数    →   20.7万件

    本日の注目イベント

  • 豪   豪8月小売売上高

  • 独   独8月生産者物価指数

  • 米   9月雇用統計

  • 米  8月貿易収支

  • 米   8月消費者信用残高

  • 米   ボスティック・アトランタ連銀総裁講演

  • 加   カナダ8月貿易収支

  • 加   カナダ9月就業者数

  • 加   カナダ9月失業率
     

    順調に上昇を続けていたドル円は、久しぶりに「調整らしい調整」を見せました。

    昨日の朝方には114円55銭までドルが買われたものの、上値の重さを感じな

    がらも底堅い動きでしたが、NY市場では株価が大幅な下落を見せたことをきっ

    かけにドルが売られ、114円台を割り込んでからは、ポジションを解消する動

    きも出て、113円64銭までドル安が進行しました。この日の高値からは90

    銭ほど下げる、今回の上昇局面では久しぶりの下落となりました。積み上げたポ

    ジションの利益を確定する動きもドルを押し下げたようです。

    米長期金利は小幅に上昇していることで、ドル売り材料にはなっておらず、ドル

    下落の引き金を引いたのは、株価の大幅下落でした。その株価の下落も、これと

    いった明確な材料が見つけにくい状況でしたが、ブルームバーグの報道が一つの

    きっかけであったことは確かなようです。ブルームバーグは、中国がマイクロチ

    ップを使って米企業をハッキングしていたとの記事を伝えています。

    さらに米中関係にも緊張が高まっている兆しが見られます。ペンス副大統領は

    昨日、中国が米国の選挙に介入していると、異例の発言を行っています。

    NY株式市場の急落をきっかに、為替、原油市場など、これまでリスク選好の高

    まりに伴って買われたものが、巻き戻されたという格好です、76ドル台まで

    上昇したWTI原油価格は昨日2ドルを超える下げに転じています。問題はこれ

    で、リスク選好の流れが変わり、楽観ムードが収束に向かうのかどうかという点

    です。

    クドロー国家経済会議(NEC)委員長はホワイトハウスで、「個人的な見方と

    してドルは安定しており、着実かつ信頼できる」と述べています。また「ムニュ

    ーシン財務長官も、同じ見解だ」とも述べており、足元のドル高を容認するよう

    な発言を行っています。

    昨日この欄で、今年2月には株価急落に伴い円高ドル安が進んだことに付いて触

    れましたが、昨日のNY市場の動きはこれに似ているような気もしますが、単な

    る杞憂に終わると思っています。

    ただ相場というものは、特段の理由がなくても、緩やかな下げが続き、その後に

    大きな下げが発生し、トレンドが変わることもあります。引き続き市場の微妙

    な変化には注意したいところです。

    本日は、日本株の調整は避けられないでしょう。

    焦点は、その際にドル円がどこまで下値を試すのかという点です。テクニカルで

    は113円47銭前後に「200時間線」がり、「4時間足」の雲の上限もこの

    前後にあることから、113円40-50銭辺りが目先のサポートと考えます。

    また、来週月曜日は祝日で、東京市場は3連休になります。

    加えて、今夜は恒例の「雇用統計」があります。今日中に、「利益を確保して

    おきたい」、そう考えるにも意外性はありません。

    同時に、「雇用統計でドルが上にはねたところを売りたい」と考える人も多いは

    ずです。そういった「売り」がどの程度出てくるのかにも注目です。

    本日のレンジは113円30銭~114円50銭と、上記材料を考慮してやや広

    めに予想します。


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