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ストレステストで市場に安心感 

おはようございます。


ユニクロは障害者雇用率が非常に高いことで有名です。

昨年、厚生労働省が、従業員5000人以上の大企業の
障害者雇用率ランキング(2008年6月現在)をまとめ発表しました。

それによるとユニクロは8.06%で法定雇用率の1.8%を
大きく上回っています。
同社は3年連続で障害者雇用率トップだそうです。

常用労働者数1万1千人のうち、約700人の障害者が働いていて、
重度障害者は二人分とカウントするため、約890人とみなして
雇用率が算定されています。

同社によると、仕事内容は入荷した商品をサイズや色別に分類、
陳列する作業や、店舗の清掃などで、「1店舗1人以上」が
目標だそうです。
現在総店舗の約9割で障害者が働いているといいますから
驚きです。

小売衣料販売の分野では圧倒的な勝ち組の同社は、
障害者雇用率の分野でも圧勝です。
これだけ多くの障害者を雇用していると、もはや彼らは完全な
戦力になっていることでしょう。


ひと目で分かる昨晩の動き

欧州~NY市場


  • ユーロが対ドルで1カ月ぶりの高値を付けた。
    欧州中央銀行(ECB)が通貨価値を損なうほど
    大胆な量的緩和策の導入を見送ったことが背景。

  • 債券は、大幅下落。新規失業保険申請件数が
    予想外の減少となったことに圧迫された。

  • イングランド銀行(英中央銀行)は政策金利を
    据え置く一方、資産購入計画の拡大を発表。
    これを受けポンドは下落した。

  • ガイトナー米財務長官が、ストレステストの結果、
    対象19行のうち支払不能リスクが認められる銀行は
    1つもないとの見方を示したことなどを受け、銀行株は
    一時買いが優勢となった。




本日の注目点
            
昨日の注目されていた、欧州中央銀行(ECB)の
政策金利発表ですが予想通りの0.25%の 引き下げとなり、
通貨統合後最低となる1%としました。

またユーロ圏の景気悪化を阻止するため、金融機関が
発行するカバードボンドの購入に約600億ユー ロ(800億ドル)を
充てる計画を発表しています。

そしてもう一つの注目点だった、「通貨価値を損なうほど
大胆な量的緩和策の導入を見送ったこと」を背景 にユーロが
買われた状況となりました。
 
考えられたことは、ECBの 動きとして量的緩和策が
限定的な規模の債券購入にとどまったことは、相場に
影響を与えたと見られます。

これ以上の動きがあれば“ユーロ売り”が発生してい たとも
考えられたと思います。

それは、他の国が量的緩和策を打って短期的では
ありましたが通貨の圧迫となった事実もありましたので
それが避けられたと認識 をしているものかと思います。

また、イングランド銀行(英中央銀行)については、
政策金利を据え置く一方、資産購入計画の拡大を発表し、
これを受け、ポンドは全面的に下落しています。

今朝方の米ストレステスト(健全性審査)結果については
市場はほぼ織り込んでいたため大きな動きには
繋がっていません。

心配されていた個別行で資金不足等の事態ですが、
優先株から普通株への転換などで資本不足の解消が
可能なようです。

結果的には、ストレステストの発表は市場に安心感を
与えることができたのではないでしょうか。
そのような意味では、米当局も思惑通りの反応だったのでは
ないでしょうか。

さてここからの相場ですが一応今晩の雇用統計があります。
反応は、よほどの数字が出てこなければ反応薄とみます。

ここまでの発表等を受け、市場には安心感が
生まれかけています。
為替相場としては、リスクのことを考えるとドル買いや
ユーロ買いよりも資源国、新興国の買いが優勢になると
感じています。

テクニカル面からでは、“ユーロドル”は1.3470付近が
一つのレジスタンスと見ており1.3500台に乗せてくると
安定感も出てくるのかもしれません。

またユーロ円を見ても132.80付近にレジスタンスが
存在するようでこのレベルを注目しています。
“ドル円”については、底堅く、頭が重くという動きが継続的に
なっていますが目先も100円が一つの目安となると思っています。

そう考えると安易に円安と考えるのは、なかなか難しいところで
今のところは、“資源国/ドル”などの通貨の動きに注目をしています。
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