NYダウ大幅高でドル安、円安、高金利通貨高進む。
日本の政治の貧困は今更言うまでもありません。
「ジバン、カンバン、カバン」がなければ政治家になれないし,
昨今は議員の世襲を禁止すべきかどうかでもめています。
本当に国のため、国民のために働いてくれるのであれば世襲でも
かまわないと思いますが、実際はそうでもありません。
何か歯止めは必要かと思いますが。
さて、お隣韓国の政治家もまたひどいものです。
これまでに大統領経験者が二人も逮捕されています。
全斗煥(チョンドファン)と盧泰愚(ノテウ)元大統領です。
今回この二人に加えてノムヒョン前大統領が最高検で事情聴取を受けました。
有力後援者から親族に渡った資金に関与しているのではという疑惑から
出頭を命じられたものです。
さすがの日本でも、国の最高権力経験者がここまで金にまみれている
ことはありません。
日本と何が違うのか理解していませんが、私にはやはり近くて遠い国
のようです。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 4月の雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は▼53万9千人と市場予想よりマイナス幅
縮小。失業率は予想通りの8.9%。 - ストレステストの結果も出揃い、概ね好感されたがドルは主要通貨に対して弱含みに推移、
対ユーロでは1.36台と6週間ぶりのドル安値に。 - NY株式市場の堅調さも手伝いドル円は99円60銭までドルが上昇したものの、
100円を試す勢いもなく98円台に下落。連日この水準での上値の重さを確認した格好に。 - リスク許容度の増大から低金利の円を売る動きは止まらず、ユ-ロ円は一時134円35銭と
約一か月ぶりの円安水準に。 - また、資源高に豪ドルなど資源国通貨も軒並み高く、豪ドル円は95円台後半と7か月
振りの水準に。このところの傾向である「高金利通貨が続伸し、低金利通貨の円とドルが売られる」結果に。 - NYダウは164ドルの大幅高。ストレステストの結果、資本増強は必要ないとされた
銀行株を中心に金融セクターが牽引。
本日の注目点- 欧 主要国中央銀行総裁会議(スイス、バーゼル)
- 米 バーナンキFRB議長がストレステストについて講演(バージニア州)
ドル円はこう着状態が強まってきたようです。
先週1週間はほぼ98円ー99円50銭の狭いレンジでの取引に終始しました。
米経済指標の改善からドルが大きく下落する懸念はないものの、99円台後半では
確実に売られる展開が続いています。
このレベルでは新年度に入って、輸出企業のドル売り、円買いが活発に持ち込まれ
いわゆる「実需」がドルの頭を押さえる格好になっています。
今後はこれら輸出企業のドル売りが様子見を決め込むようなレベルまでドル高が進めば
やや余裕が出てくるものと思われ、その水準は100-102円程度だと観ています。
因みに今年度上半期の輸出企業の想定社内レートはドル円で95円、ユーロ円で
125円で、今の所ユーロについては余裕が出始めている、という状況のようです。
ドル円の狭いレンジを映し、市場参加者が将来どれくらい相場が変動するかを予想する
「ボラティリテー」も急低下しています。
直近ではドル円3か月のボラは12%台と、昨年9月の「リーマンショック」以前の水準まで
低下しています。この数字から判断すれば、市場参加者はドル円はしばらく「こう着状態が続く」
と読んでいるようです。
一方ユーロドルは日足で「200日移動平均線」を抜けてきました。
昨年12月のユーロドル急騰時にも抜くことができなかったこの「200日」を抜けたことで、
ユーロはしばらく強含むと観ています、
週足では1.38レベルに「雲<」があり、目先この水準がターゲットになりそうです。
ただ、今回の高金利通貨高の背景は世界的な株式市場での株高が引っ張っていることから、
リスクとしては株式市場で調整色が強まってくるようだと、巻き戻しの動きも考えされます。
先週末の雇用統計でも非農業部門雇用者数の減少幅は縮小したものの、失業率は上昇していま
す。
景気回復への足取りは重いように見える中、昨年秋のように景気と金融システムが同時に
底割れを起こすような状況で無くなったことも確かです。
ガイトナー長官とバーナンキ議長は先週ストレステストの発表を終え、市場の不安を取り除く
と同時に透明性も供給しました。
資本増強を指摘された金融機関も民間での増強に自信を持っているとされ、
「現在より深刻な景気後退でも市場が安心できるよう、我々は側面支援する用意がある。」と
ガイトナー長官は記者会見で述べており、バーナンキ議長との「ツーショット」では
これまで見せたことのない笑顔が印象的でした。
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- 欧 主要国中央銀行総裁会議(スイス、バーゼル)
- [2009/05/11 09:23]
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