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NYダウ500ドルを超える続落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は113円台を割り込み112円69銭まで下落。米株式市場で
    株価が大幅に続落したことや、低調な経済指標が発表されたことで、
    来年以降の利上げ観測が後退したことが材料に。

  • ユーロドルも買い戻しが優勢になったものの小動き。ユーロドルは
    1.1358まで上昇。

  • 株式市場は大幅に続落。世界景気の鈍化予測やNY製造業景況指数が
    予想を大きく下回ったことなどが売り材料に。ダウは一時640ドルを超える下落を
    見せたが、引け値は507ドル安で2万4000ドルの大台を大きく割り込む。

  • 株価の大幅下落から債券価格は上昇。長期金利は2.85%台まで低下。

  • 金はドル安の影響から10ドルを超える上昇、原油は大幅に続落し、50ドルを
    割り込む。

本日の注目イベント

  • 豪   RBA金融政策会合議事録
  • 独   独12月ifo景況感指数
  • 米   11月住宅着工件数
  • 米   11月建設許可件数

先週金曜日に約500ドルの大幅下落に見舞われ、週明けの日本株がその影響でどこまで下げるのか見守っていましたが、昨日の日経平均株価は寄りつきからプラスで始まり、ザラ場では150円ほど上昇する場面もありました。「ひょっとすると、日本株主導で株安連鎖が止まるかもしれない」との期待も膨らみ、ドル円も113円53銭前後まで上昇しました。

ところが、一夜明けたら事態はさらに悪化していました。NYダウは一時640ドルを超える下げを見せ、引け値では507ドル安と、下げ幅を縮小しましたが、2日間で1000ドルを超える下落です。やはり世界の株価のトレンドを決めるのはNY市場だということを、改めて知らされたことになりますが、粘り腰を見せ、113円台を維持していたドル円もさすがに「リスクオフの円買い」に押されて、112円69銭辺りまで売られ、1週間ぶりの円高水準をつけています。

株価の大幅続落は、世界経済の鈍化傾向を織り込み、貿易や地政学的緊張、さらには米政府機関閉鎖の可能性が材料として挙げられていますが、どれも決定的ではなく、いやな雰囲気です。株式市場ではプログロム売買が盛んで、「下げればさら売りが出る」といった状況になりやすいのはわかりますが、クリスマス休暇を前に、ファンドマネージャーは休暇どころではないのかもしれません。株式市場は、景気や世の中の動きに先行すると言われています。プログラム売買の後ろには「AI」(人工知能)がいますが、このタイミングで1000ドルを超える下げを演じた「AI」は、一体何を暗示しているのでしょうか?

昨日粘り腰を見せたドル円でしたが、さすがに株価の2日連続の暴落では売られます。それでも株価の動きに比べれば「小動き」と言えますが、注目は今日日本株が大きく下げた際に、どこまで売られるのかという点です。これまでの緩やかな動きを考えれば、それほど急激な円高はないのかもしれませんが、日経平均株価が500円を超える下げに転じた場合には、先週記録した112円24銭をテストすることもあるかもしれません。下値のメドとしては、「日足の雲の下限」である112円45銭前後と、これまでに2度試して抜け切れていない112円23-24銭近辺ということになります。直ぐには考えにくいとは思いますが、112円を割り込むようだと、市場のセンチメントも一変するかもしれません。

本日から今年最後のFOMCが開催されます。市場のコンセンサスは「今年4度目となる利上げ」です。FOMCを前にトランプ大統領は再び利上げを批判しました。トランプ氏は「ドルはとても強く、インフレは事実上存在せず、米国以外の世界は荒れている。パリは燃え、中国は急降下だ。米金融当局がまた金利を上げようと検討しているだけでも、信じがたい。勝利をつかめ!」とツイッターに投稿しました。ドルが強いのは事実ですが、昨日発表されたNY連銀製造業景況指数は1年半ぶりの低水準でした。今後景気の鈍化は米国にも波及する可能性もあり、急降下している中国の震源地はトランプ氏自身であることを認識していないようです。

本日のドル円は112円20銭~113円20銭程度を予想しますが、早朝の動きを見ていると、予想以上に底堅いようにも思えます。

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