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英議会「EU離脱修正案」を否決 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

◆ドル円は前日と同じような展開となり、111円台で

もみ合う。米長期金利の低下に111円12銭まで売られたが

勢いはなく、111円30-35銭で引ける。

◆ポンドドルは乱高下。EU離脱案が議会での可決期待から

買われていたが、否決されたことで1.32台から200ポイント

を超える下落に。

◆株式市場は反落。前日に続きボーイング株が大きく売られ、

ダウは96ドル安。一方アップルなどが買われたことで

ナスダックは32ポイント上昇。

◆債券は反発。10年債入札が好調だったこともあり長期金利は

一時2.6%を割り込み、今年1月4日以来となる低水準に。

◆金は反発し、原油価格は小幅に続伸。

2月消費者物価指数       →  0.2%

本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏1月鉱工業生産

  • 英   英議会、「合意なき離脱」の是非を採決

  • 米   2月生産者物価指数

  • 米   1月耐久財受注


    ひょっとしたら議会で承認されるのかといった期待もありましたが、今朝方、

    英議会はメイ首相がEUから取り付けた修正を加えた離脱案を大差で否決し

    ました。賛成242票、反対391票の結果となり、これで英国の選択肢は

    「合意なき離脱」か「離脱延期」かとなり、引き続き本日「合意なき離脱」

    の是非を採決することになります。

    修正離脱案の承認がほとんど見込めなくなったことから、下院は週内にも離

    脱延期の採決を行うと見られていますが、離脱を延期しても結局は問題を数

    カ月先延ばしにしただけに終わる可能性もあり、メイ首相は今後議会が直面

    する選択肢の一つが再度の国民投票だと述べています。メイ首相は採決後に、

    「合意なき離脱に反対票を投じ、離脱延期に賛成票を投じたからといって、

    われわれが直面している問題は解決しない。われわれが交渉した合意案が最

    善で、また唯一入手可能な合意案だと信じている」と述べています。(ブル

    ームバーグ)

    ポンドドルは、昨日のEUから取り付けた合意案を背景に、1.29台後半

    から徐々に買われ、1.3262前後まで上昇しましたが、否決が伝わると

    1.30近辺まで急落し、極めて荒っぽい動きを見せています。この動きは

    まだ今週一杯は続くと見られ、注意が必要です。

    米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は数週間以内に最終合意す

    る可能性があると見られている米中貿易協議について、中国政府による協議

    履行を確実にする手段として、トランプ政権は中国からの輸入品に対する追

    加関税という選択肢を残しておく必要があると、上院の公聴会で証言しまし

    た。ライトハイザー氏は、「現在の関税が今後どうなるかにかかわらず、合

    意が破られた場合に関税を引き上げる権利を米国は維持しなければならない」

    と述べています。中国側は、今回の交渉を契機に、両国の関税を全面的に撤

    廃することを求めており、米中首脳会談での「合意、署名」の日程がいまだ

    に定まらないのは、このあたりの認識の違いが障害になっていると思われま

    す。トランプ大統領と習近平主席との首脳会談は当初今月27日にも行われ

    るとの見方もありましたが、トランプ氏自身これを否定し、4月にずれ込む

    と述べていました。

    米長期金利がさらに低下し、昨日は2.60%を割り込む場面もありました。

    引け値では2.60%台を回復してはいますが、2.60%割れは1月4日

    以来ということになります。

    その割にはドル円は堅調です。

    値動きが少ないということもありますが、110円台半ばから111円台半

    ばでのもみ合いが続いています。

    一目均衡表(日足)では、依然として雲の上方で推移しているため、ドル上

    昇局面にはいますが、「MACD」ではすでに、デッドクロスを示していま

    す。これもあくまでも「過去の経験則」に照らしてのことですが、ドル円下

    落のサインと見ることもできます。

    本日の予想レンジは110円70銭~111円50銭といったところでしょ

    うか。


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