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ドル円荒っぽい動きに。NYダウ大幅高に円一転して全面安に。 

昨日の夕方欧州系証券会社のセミナーに行ってきました。

講師は同社チーフストラテジストで,この方は2,3年ほど前に某メガバンクから

転職した方です。

非常に論理的で分り易い解説をするので以前から注目していた方の一人です。

そのストラテジストによると、年後半までのドル円は「緩やかな円安」

ということでした。

その理由としては、輸出の落ち込みによる需給の変化に注目しており、

「輸出の回復に時間がかかり、ドル売り圧力が減少する。」

したがって円はゆっくりと下落するというものでした。

実需の市場に与える影響がそれほど大きいとも思えませんが、

基本的には同じ意見です。

だからという訳ではありませんが、昨日の海外市場から

円が売られています。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

円は大幅に反落し主要通貨に対して全面安の展開に。

ドル円はNY株式市場の大幅高にドルが上昇し、一時96円46銭と
昨日の東京市場で記録した円高値水準から約2円のドル高円安に。

円はユーロに対しても売られ、東京市場から約3円ものユーロ高となり
先週末の水準を回復。

急激な円安は杉本財務事務次官の円高懸念発言が伝わり、
円が大きく売られたとの指摘もあり。

NYダウは住宅関連株と金融セクターが牽引し大幅高に。
この日はホームセンター大手のローズが決算を発表し、市場を上回る利益を計上。
同社CEOの「住宅市況は底値に近い」との発言も株価を後押し。

またバフェット氏率いるバークシャーハザウェイが株式投資を拡大させる、
との報道も好感された模様。

JPモルガン、ゴールドマン、モルガンスタンレーの3行は公的資金の返済を申請。


本日の注目点
 

  • 日   3月鉱工業生産   
  • 欧   独5月ZEW景況感調査
  • 欧   ユーロ圏5月ZEW景況感調査                  
  • 米   4月住宅着工件数                    


    一夜にして雰囲気が変わっています。

    昨日東京市場では円先高感が根強くドルの上値が重い展開でした。

    これに合わせるように日経平均も大きく売られ、今回の上昇局面では

    昨日は最大級の下げ幅でした。

    円が買われ、株が売られる昨年秋の様相でしたが、NYでは全く逆の動きに

    ドルショートポジションの買い戻しも入り円全面安の展開でした。

    財務省の事務次官が「相場の過度の変動は好ましくない。」と発言したことが

    伝わり、円売りのきっかけになったとの指摘もありました。

    しかし、やはりドル買い戻しの最大の理由は株式市場の大幅高だったと思います。

    金融と住宅関連銘柄が相場を押し上げたようですが、ゴールドマンとシティーは

    この日揃って、ストレステストの結果資本増強を指摘されたバンカメ株を

    「強い買い推奨」しました。

    バンカメ株はこの日1日で約1割も上昇しています。

    もう一方の牽引役はホームセンター大手のローズでした。

    決算で市場予想を上回る利益を上げ、住宅市場の底打ちを連想させるには

    十分だったようです。

    事実、このところの住宅ローンの申し込みは着実に増えており、30年の長期

    住宅ローンの金利も5%を下回る「歴史的低水準」にあります。

    今後住宅関連の指標が改善される可能性が高いと思われますが、今日は

    「住宅着工件数」が発表されます。

    3月の同指数は51万件でした。今回の市場予想は52万件です。

    この予想にたいしてどれだけ「上積み」できたのか、注目されます。

    昨日のこの欄でも円高が進み90円ー95円のレンジに入るのか、

    元の95円ー100円に戻るのか、というコメントを書きましたが、

    どうやら後者の可能性が高くなりそうな気配です。

    やはり米国経済の回復が一足先んじており、これが信用収縮を回復させ、

    世界的な株高に繋がっています。

    少なくとも昨年秋のような信用不安が起きないという前提に立てば

    ドルが強含む可能性が高いと思います。

    この点については依然として意見の別れるところですが、

    最終的には「ファンダメンタルズが相場を決定する」という立場に

    立っていますので、「そう信じたい」というのが正直なところです。
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