ロンドン、NY市場休場で為替は小動き。北朝鮮による核実験でやや円安の局面も。
今やアメリカを抜き世界で最も車が売れる国中国。
世界がマイナス成長に苦しんでいる中、今年もGDP8%達成に
強い自信を持っています。
その中国にまた「新たな勲章」が加わろうとしています。
日経ヴェリタス紙によると、中国は経済規模で今年日本を抜いて
世界2位になりそうだと報じています。
1999年には世界7位だった経済規模が、次々と欧州先進国を
抜き去り、アジアの経済大国日本も手の届くところに。
残るはアメリカ一国となりそうな勢いです。
16億の人口と安い労働力を備えた中国。
「世界の工場」中国はまだままだ肥大化しそうです。
ひと目で分かる昨晩の動き
東京17:00~
- ロンドン、NY市場とも休場のため為替は小動き。
- 東京時間昼ごろ北朝鮮による核実験実施の報道で円は下落。
- それまで94円80銭近辺で推移していたものの地政学的リスクから
95円20銭まで円安に。 - 5月独IFO景況感指数は84.2と2ヶ月連続で改善、ユーロは対円、対ドルでも
堅調に推移。
本日の注目点
- 欧 独第1四半期GDP確報値
- 欧 ユーロ圏3月経常収支
- 米 5月消費者信頼感指数
- 米 3月ケースシラー住宅価格指数
北朝鮮による核実験の実施、その後のミサイル発射という「暴挙」のわりには
海外主要市場が休場だったこともあり為替は小動きでした。
円が101円45銭と今年の最安値を記録したのは4月6日の月曜朝でした。
その時も北朝鮮が「人工衛星」と称してテポドンを発射したことが円安の理由でした。
(加えて、あのべろべろ会見もありましたが。)
今回も地政学リスクの高まりから韓国ウオンと円が限定的ですが売られました。
今回の二度目の核実験では、これまで友好的で日米、との橋渡し的な存在であった
中国やロシアも今回の行動に対して厳しく批判しています。
日本時間の今朝5時過ぎに国連安全保障理事会は緊急会合を開き、
北朝鮮が発表した核実験とミサイル発射に対する非難を表明し、新たな制裁を
協議する作業部会を開始することを決定しています。
今回の北朝鮮の行動に対する非難は中国、ロシアを巻き込んでの包囲網となり、
新たな経済制裁も採択される可能性があります。
そうなると北朝鮮も何らかの報復行動にでることも考えられ、前回4月の
テポドン発射時とは為替に与える影響度という点では少し異なっていると言えます。
GM問題がいよいよ秒読み段階に入ってきており目が離せませんが、今週はさらに
北朝鮮からも目が離せません。
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- [2009/05/26 09:44]
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