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ドル円107円台後半で小動き 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は底堅い動きを見せたものの、特段材料もなく小動き。
108円台に近づくとドル売りも出て、上値を抑える展開に。
107円78銭まで売られたが、同90銭近辺で取引を終える。
◆ユーロドルも1.12台前半で小動きとなり、値幅はわずか
18ポイントに収まる。
◆株式市場は小幅ながら主要3指数とも揃って上昇。
ハイテク株や石油関連株が買われたが、主要企業の決算発表を
控え動きは鈍い。
◆債券相場はほぼ横ばい。長期金利は小幅に低下し、2.04%台に。
◆金と原油はともに上昇。

本日の注目イベント

◆欧   ユーロ圏7月消費者信頼感(速報値)
◆英   英与党保守党、党首選の結果公表
◆米   5月FHFA住宅価格指数
◆米   7月リッチモンド連銀製造業指数
◆米   6月中古住宅販売件数
◆米   IMF世界経済見通し
◆米  企業決算 → コカコーラ、VISA、ロッキード・マーチン


参院選を終えて、昨日は日経平均株価が上昇すると予想していましたが、朝方
は150円ほどマイナスに沈み、やや驚きでした。
引け値では50円安で終わりましたが、連立与党の勝利も「織り込み済み」と
いったところだったようです。
ドル円も108円台を回復する場面もありましたが追随する向きもなく、その
後の海外市場でも動意はなく、107円台後半でダラダラとした展開でした。
昨日は経済指標の発表もなく、FOMCが来週に迫ってきたことで「ブラック
アウト」期間に入り、市場に影響を与えるコメントもありませんでした。

そんな中、相変わらずつぶやいていたのが、トランプ大統領でした。
FOMCを前に、トランプ氏は再び金融当局に利下げ圧力を加え、「今動けば
非常に低コストで済むし、生産的だ。金融当局は過度に大きく利上げして引き
締め、そのペースも速過ぎた」とツイートしています。
また香港の反政府デモについても、「中国の習主席は極めて責任ある行動を取
っている。
デモ参加者は長期間、抗議活動を続けている。習主席が正しいことをすると期
待している」と述べています。(ブルームバーグ)
FOMCでの政策判断に多少なりとも影響を与えると見られるGDP速報値は
今週末に発表されます。市場の見方は「25bp」がコンセンサスと思われま
すが、トランプ氏のつぶやきには「50bp」利下げへの圧力もあるように思
えます。

「GDP速報値」、「FOMC」と、重要イベントを控えドル円は動きにくい
状況です。昨日も述べたように、リスクはドル下落の方にあると見ていますが、
それでもドルショートで臨んでいる投資家にとっても、なかなか骨の折れる相
場展開です。特に107円台でのショートは、その出口を見つけるのに難儀し
ます。
一方、狭い値幅で上下しているためドルロングでも機能しますが、これまたレ
ベルを間違えるとクローズするまで結構な時間がかかる状況です。
ここは107-109円のレンジ相場と割り切り、「逆張り」で臨むのも一つ
の案です。だたし、レンジを外れることを想定して、「ストップ」を置くことは
必須です。ロング、ショートのいずれも早めの決済が求められます。

上記材料に加え、参院選を終えたことで、日米貿易交渉もいよいよ本格的に始
まると思われます。ここでは「ドナルド・シンゾウ」の関係とは一線を画した
厳しい交渉も想定されます。ただタイミング的にはFOMCが終了すると「サ
マー・バケーション」に入ることになり、相場もさらに膠着することも考えら
れます。107-109円の基本レンジをブレイクしてから出動するのも一計
です。
本日のドル円は107円60銭~108円20銭程度と予想しますが、実際に
はさらに狭いレンジになる可能性が高いでしょう。


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